退職後に生活のレベルを変えないということ

早期リタイア、あるいはセミリタイアをされた方のブログを拝見していて、心に残った言葉があります。

「無理をして生活のレベルを落としても長続きしないから、働いていた頃の生活レベルを維持できるだけの資産を作ってからリタイアした」

なるほど。たしかにそれはそのとおりのような気がします。いきなり明日から、今まで経験したこともない生活を送れと言われても多分無理でしょう。

 

けどこの「生活のレベル」って、何を持って高いとか低いと言えるんでしょうか。

贅沢な暮らしができるなら間違いなく高いでしょう。ひたすら生活費を切り詰めないと暮らしていけないのは低いと言えるかもしれません。

しかし「お金はそこそこあるけど使う暇が無い」のは、果たして生活のレベルが高いのか、低いのか?

世の中の多くの人ってここに当てはまる気がします。私も大体そんな感じです。

 

平日はほぼ毎日7:00~20:00くらいまで仕事で拘束されるので、自分の時間などというものは殆どありません。

休日も休日で用事が貯まってますから、結局空き時間にちょっとできるゲームくらいしか趣味がなくなってしまいました。

以前、「そこそこの資産が貯まってた」と書きましたが、使う暇がなかったというのが本音ですね。

 

そういう意味では私はむしろ退職後の生活レベルを少し上げたいです。

今は時間が取れなくてできないことを、たっぷりと時間を使って楽しみたい。

私は40歳過ぎてから二輪免許を取ったのですが、去年の走行距離はたったの2500kmでした。乗りたくても乗れる日がない上に、乗れる時間が限られるので遠出が出来ないんです。

豪華な大型バイクを飾っておくくらいなら、維持費の安い小型バイクで好きな時に好きな所まで走れる人生を送りたいです。