金は天下の回りもの とは言うけれど

多分誰もがおもったと思う。

「けど自分のところは避けてまわってるじゃん」と。

 

きっとお金のことを真面目に勉強して、色々実践してきた人は、お金を増やすお金の使い方を心得てるんだろうなと思います。

真面目な話、もう少し早くそのことに気づいていたらなぁと思うこと仕切りです。

本当に真剣にお金に向き合いだしたのは、早期退職を意識しだした、たった3ヶ月前ですから。

 

何故こんなことを言っているのかというと、昔の私は結構無駄遣いが多かったんですよね。そんなに高いものは買ってませんが、なんとなく「これ欲しい」と思ったら買ってしまったり、友人が自慢げに(でもなかったのかもしれませんが)見せびらかしに来ると、似たようなものを買ってしまったり。それできっちり使い込んでれば良いのですが、買えば満足で、ほとんど使わなかったりして。

それがなければ、もう少しくらい上積みできてたんだろうなぁとか、利息が高いうちにがっちり定期を組んでいれば更に上積みできてたんだろうなあとか、勇気を出して投資もしていれば…とか、今更言っても仕方のない繰り言が、最近ずっと頭の中を回ってまして。

 

この時に言っていた、『まとまったお金が入るようになって嬉しくなる気持ちもわかりますが』というのは紛れもない私のことです。多分浮かれていたのでしょう。

ochiblo.hatenadiary.com

 

今、私の手元には世間一般と比べるとそこそこの貯金がありますが、これはある意味で運が良かっただけです。

すぐに仕事が忙しくなり、友人と遊ぶこともなくなり、同僚も居なくなってしまったことで、比べる相手が居なくなって物欲そのものが減少していきました。

元来がインドア派で、友人や同僚と比べても遊び回ることが少なかったのも大きいです。なぜかそっちの方は対抗意識が芽生えませんでした。

 

退職希望日まで2年と8ヶ月。仮に定年まで務めても15年。けど平均寿命までは36年あります。

今更派手に投資に手を出す性分になれないかもしれませんが、真面目にお金に向き合って行きます。

 

 

伊丹十三監督の映画『マルサの女』にこんな台詞がありました。うろ覚えですが。

「ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水を貯めるとするだろ。あんたら喉が渇いたからってすぐ飲んじゃう。それじゃだめなんだよ。コップいっぱいになるのを待って・・まだ飲んじゃダメだよ、そうやって溢れてきたのをこうやって、舐めて…」