もう救命胴衣を着込んでます
源泉徴収票を受け取りました。
これに書かれている給与収入欄を見ていると、自分も意外に高給取りだなぁとか思ってしまいますが、源泉徴収された後の所得を見るとそんな気分も一瞬でしぼんでしまいます。
税金って容赦ないですね。
しかもこの所得額から目標の積立額を引き、更に必須の経費を引くと、ほとんど手元に残りません。
所得額は去年のものなので今年は関係ないですが、果たして無事に目標達成出来るでしょうか…
そんなことを考えながら源泉徴収票を眺めていた時、出先のとある営業員と電話で雑談をしていた課長が変なことを言い出しました。
「もうこの会社もあと5年ほどで行き詰まるだろ(笑)(笑)」
「もう既に技術力も落ちてきてるし(笑)(笑)(笑)」
…うんまあ全面的にとは言いませんが、ある程度理解は出来ます。
現社長が、衰えが目立つようになってきて、一言もふた言も多くてさっぱり人望のない専務が次期社長と言われば士気も上がりません。
営業員ばかりに人手を割いて、バックボーンの強化が後回しにされている現状も、不安しか覚えません。
けど、ご高説は立派ですが、では5年後までにこの傾きかけた泥舟から逃げ出す準備を、あなたは出来てます?
「いや、俺はこの船を立て直してやるんだ」というつもりならそれはとても尊いこととは思いますが、だとしても何もしてないですよね?
結局後輩社員相手にシラフでクダを巻ければそれでいいんですか?
私はもう救命胴衣を着込んでますよ。
あとは安全に岸まで泳ぎつける用意をしているだけです。