年金バッシング
突然降って湧いたように、Twitterで年金が叩かれ始めました。
震源地はコレのようです。
国が「もう年金払えません。諦めてください」と言い出したのならわかりますが、国民年金だけでは老後の生活を支えられないのは別に今始まったことでもないのに、何故今頃大騒ぎになっているのか…
Twitterを見てると「今まで払った年金返して!」という声が多いのですが…果たして返してもらったところで、国民年金以上に増やせるんでしょうか。
まあ寿命に密接に関連してきますので、必ず損するとか得するとか言えないのは事実ですが、保険とはそう言うものなので。
「早く死んだら損だから返して!」なんて人も居ましたが、じゃあ長生きしちゃったらこの人はどうするんでしょう。
国民年金の支払額は変動するので算出しにくいですが、平成31年度からは16,410円になっています。仮にこの額のまま40年間変わらなかったとして(そんなわけないのは重々承知しています)、支払額は 16,410円×12×40=7,876,800円 です。意外に大きな額ですね。
受け取れる年金は、月額64,941円。
7,876,800円÷64,941円/月=121.29月。 65歳から受け取るとして121ヶ月後、大凡75歳でもとを取れる計算になります。意外と早く回収できると思いません?
しかも国民年金は一生涯支給されますから、うっかり長生きすればするほどお得です。
・・・というかですね、国民年金を払わなかったとして、毎月16,000円のお金を無駄遣いせずに確実に運用して増やせる自信がありますか?と言いたい。
それを使っちゃったら老後のお金がなくなるんですよ?代わりに維持管理してくれるだけでもありがたくないですか?
それでも足りない分は自分でちゃんと貯蓄してねってのは、そんなにおかしいことですかねえ。