私が仕事を辞めたい本当の理由

今までも何度か話題にし、その度に色々言ってきました。

仕事が嫌い(思っていた仕事とかけ離れてきた)。上司と反りが合わない。会社が信頼できない。etc...

それらが別に嘘だったわけではありません。

が、もっと単純に、世の中の進歩のスピードについて行けなくなってきた。と、感じることが増えてきました。

 

わたくし、これでも一応プログラマ、あるいはSEの端くれとしての仕事をしております。

この分野は特に技術の進歩が早くて、2〜3年もすれば今の技術は古いものとなります。

比喩ではなく、文字通り日進月歩の技術進歩に追いすがるために、日々新しい情報を仕入れ、技術の研鑽を行う必要があります。

なのですが、その追いすがることがツラいと感じるようになってきました。

 

私がまだ20台だった頃、「プログラマ40歳寿命説」というものがありました。40歳くらいになると新しい技術についていけなり、プログラマを辞めるしかないというものです。

無論、そんなものは間違いだ。という説もあり、今の時代はこんなことを言われることもほぼなくなりました。

しかし自分がその年齢を迎えて、やはりこの説は当たっていたのではないかと思うようになってきました。

 

ひたすらプログラマとして腕を磨けるならば、あるいは迷信としてぶち破れるのかもしれません。

しかしこの年齢になるとプログラムばかりを書いているわけにもいかず、結果として技術進歩に乗れなくなってしまうのだと、身を持って知ることになりました。

 

しかし私はプログラムをもっと組みたい。そして出来るならば必要にかられてではなく、興味の赴くままに。

つまり一介のプログラマに戻りたいのです。

趣味で使うだけなら、必ずしも最新の技術を追いかける必要もありません。使い慣れた言語で、オモチャのようなくだらないプログラムを組んでは動かして遊んでみる世界に戻りたい。

別に世の中の役に立たなくても良い。自分が満足できることをもっとしてみたい。

 

思えば、プログラミングを仕事にしてから、趣味でプログラムを組むことがなくなりました。

単純に忙しい、仕事でも組んでるのに見たくもない、などもありますが、仕事で使う言語と、趣味で使う言語の両方を並行して覚えるのはなかなか厳しかったというのもある気がします。

あとは趣味で遊んでるだけなのに、「これを覚えると仕事に役立つかな…」とか考えてしまうのが嫌になったとか。

 

私の趣味を奪っていった今の仕事。そろそろ別れを告げてもいいんじゃないでしょうか。

(と言いつつ、予定は2年半後です)