生き甲斐は仕事以外で探すから50万円ください
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」
阪急電鉄の中吊り広告「ハタコトレイン」が「月給50万円と30万円」「ワタミのありがとう集め」を使った事で炎上 - Togetter
燃えております。激しく炎上しています。
怒っているのは皆若い方ばかりでしょうか。
良いじゃないですかあなた達は、まだ少しでも景気が上向きだした頃から働きだして、人口減少も相まって引く手あまたで、まだ若いから伸びしろもあって。
現役世代で唯一給料が下がっている世代を知っていますか?
まさにこれから社会に出ようとしている人たちの親世代。つまり我らが40代です。
バブル崩壊と同時に就職活動開始。就職できるだけありがたいと言われた20代。
これから給料も上がるかと思われた矢先、リーマンショックに見舞われた30代。
やっと景気が回復してきたと思ったのに、気がつけばもう給料が上がる余地がない40代。
おまけに第二次ベビーブーム世代とも重なり、頭数だけは多いと来たもんだ。
かく言う私も、「人材派遣会社しか就職先がない」という事態こそたった1年違いですり抜けられましたが、目立った給与上昇はありません。
もし残業手当がつかなければ、月給の手取り額は未だに18万円ほどです。一応残業手当がほぼ全部つくのと、バブル崩壊の影響で金銭を湯水のように使う娯楽がなくなったおかげでここまで貯金できましたが。
少子化の原因?そんなの、これほどの不遇を一身に背負った40代に子育ての余裕なんてあるわけがないでしょう。
それなのに世間はそんなことを忘れたかのように、今の若者世代だけが不遇をかこっているかのように(主に政権批判のネタとして)話題にします。
マスコミからも忘れ去られた40代。
いっそ集団早期退職などしてみたら皆が思い出してくれますかね。