大手銀行など無い土地ですが
大手銀行を中心に「口座維持手数料」なるものの導入を目指しているそうです。
預けていても利子はほとんど付かないのに、ATMを使えば手数料を取られ、口座を維持するだけでも手数料を取られるとなると、なかなか厳しい話です。
もっとも、口座を持っていると一律にかかるわけではなく、普通預金口座で2年以上全くお金を動かしていない口座とのことなので、なんらかの理由でお金を出し入れしているなら問題はなさそうです。
とは言うものの、私も10年以上記帳すらしていなかった口座などもありましたし、あまり油断できません。
何やらネットでは「もう銀行に預けない」「全額引出してくる」等と言っている方も多くいましたが…
一説によると、銀行は今、お金を預けてほしくないんだとか。
お金を預かっていれば、僅かであっても利息を払わなければなりません。その利息の原資はと言うと、銀行が誰かに貸し付けたお金の利息です。
ところが今の御時世、これだけの低金利だと言うのに借りてくれる企業がなかなかないのだとか。
リーマンショック以降の景気低迷を経験した大手企業は、できるだけ自前で現金をプールしておく重要性に気がついたのでしょうか(知らんけど)。
逆にお金が欲しい中小・零細企業は、貸し倒れを恐れた銀行がなかなか貸さない。
結果、お金を貸す先がないので銀行も利益が上がらず、利益が上がらないので口座維持に経費ばかりかかる少額の口座はできるだけ処分したい…ということでしょうか。
まあ、私の憶測がかなり入っていますので、怒って銀行に電凸などはお控えくださいませ(そこまで私に影響力など無いですね…)
銀行にとっての「少額口座」って、いくらくらいまでを差すんでしょうかね。
ちょっと思い出したのですが、母が退職直後くらいの頃、銀行の窓口で振替かなにかの手続きをしたら「数日かかります」と言われたそうなんです。
ところが待てど暮せど、1ヶ月経っても全く音沙汰がない。そこで母が銀行に出向いて直接確認したところ、何かの書類の不備で止まっていたようです。ところがその連絡が母のところに全く来ていなかった。
明らかに銀行側のミスなのに、塩対応を取られた母が怒って「あなた達にとっては少額のことかもしれませんがね!こっちは生活がかかってるんですからね!」とブチ切れたそうです。
因みにその頃の口座は退職金なども振り込まれていて、1,000万円を越えていたそうで。
1,000万円でも、銀行にとってははした金なんですよ、皆さん。
「本気で全額引き出すことも考えた」と言ってましたが、その後支店長と、最初に手続きをした行員さん(新入社員だったらしい)が謝りに来たので、とりあえず矛を収めたらしいです。
…かなり話が逸れました。
まあ要するに、銀行口座も消費者が賢く選ぶ時代が来るのかなと言った話でした(どこが)