バイクと私 #6(希望編)

前回は、散々だった実技教習一時間目の様子でした。

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前回の最後にもちらっと書きましたが、その時はそれほど心が折れていたわけではありません。

何せ、人生で初めて乗ったバイク。操縦どころか、またがるのも、間近で見るのも初めて。それで最初から上手く行くわけ無いじゃんと思っていました(器用な方は上手く行くのでしょうが)

 

そして待ちに待った次の時間。乗ったバイクは前回に変わりHONDA CB400SFK。通称スーフォア。教習車両としてはこちらのほうが有名かと思います。

ところで、型式の最後の「K」は教習車の「K」だと言うウワサがありますが、本当でしょうか?(たしかに、市販車両にはありません)

 

VFRに比べると幾分マイルドに聞こえるエンジン音。安定したアイドリング回転数。しかし車体色のせいか、一回り大きく重く見える車体。

しかし、前回散々だったことが次の教官に伝えられていたのでしょうか?懇切丁寧に教えていただき、私は遂に

 走れました!

まあ本当に外周路をぐるぐる回っただけですが。

車体をバンクさせてコーナーを抜けるなんて出来ませんが。

そして早速125ccの小型バイクに乗り換えさせられましたが(笑)

 

というのは、(課題の遅れを取り戻すため?)早速8の字コースを走ることになりまして、まずは小さいバイクで練習してみようということになったのです。

型式は忘れましたが、これもホンダのバイクだったはず。バイクの教習車両はホンダ車が多いですね。

 

この日の教官はおじいさん教官でしたが、終始褒めて褒めて褒め倒してノセるタイプの人でした。

他にも色んなタイプの教官が居ましたが、車の免許を取ったときとは随分様変わりしているようで、やたらイヤミを言ったり突然怒り出すようなタイプの教官は居ませんでした。

まあ、少しくらい厳しいとか優しいとかそんな感じの差はありましたけど。

 

で、8の字コースですが、この教習所の8の字はほんの少し傾斜していて、おまけに外周の外側に飛び防止のフェンスがあり、その下は1m弱ほどの段差という状況でした。

フェンスもそれほど高さがある訳ではなく、もし激突したらバイクはともかく、身体は下に落ちてしまうのでは?? というような感じで、正直言って怖くて仕方がなかったです。

 

バイクは目線を向けた先に進むと言われています。

車もそう言われますが、車はよそ見をしていても、一方に体重が偏っていても、ハンドルさえ触らなければ勝手に曲がっていくことはありません。

しかしバイクは、「目線を向ける」→「自然と体重がそっちにかかってしまう」→「自然とそっちにハンドルが切れてしまう」というコンボで、ほぼ無意識のうちに目線の方向に曲がってしまいます。

上手な人が、キッチリ意識していれば目線に逆らうことも出来るのかもしれませんが、私のような素人ほど顕著です。

というわけで走行中も「コースの内側に目を向けて!」と言われるのですが、外側の段差が怖くてついそちらを見てしまい、ふらふら、ふらふら・・・

普通は、車体を少し傾けてスムーズにスーッと走る練習なのでしょうが、私はおっかなびっくり、なんとかかんとか極低速で走るのに精一杯でした。

 

しかしまあ、その日の時間内にCB400SFKでも8の字を走りきることが出来、無事課題はクリアできたのでした。

 

さすがに教習1時間毎にここに書くわけには行かないというか、そこまでキッチリ覚えてもいないので、次以降は強く記憶に残っている部分を抜粋していきます。