きっとバイクは健康に良い
『YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA(素晴らしい人々、Hondaに乗る)』
これは1960年代に、ホンダがアメリカでバイクの拡販キャンペーンを行った時のキャッチコピーです。
当時アメリカではハーレーダビッドソンやインディアンのような大型バイクが主流で、バイクにはアウトローなイメージが付き纏う、一般的にはあまり良く思われていない乗り物でした。
そこにホンダが持ち込んだのは、小さなスーパーカブ。
これを「NICEST PEOPLE」、つまりアウトローではない、極々普通の人々の為の乗り物としてキャンペーンを始めたのです。
まあキャッチコピーを考えたのはホンダではなく、アメリカの広告会社らしいですが、このキャンペーンは大成功を収め、ホンダの名前はアメリカでも有名になっていきました。
昨日のブログ記事のタイトルはこのエピソードからいただいたものでした。まあ、カブに乗れば「NICEST PEOPLE」になれるわけではないのですけどね(笑)
同じようなのに「スバルは紳士の乗り物」なんて言葉もありますね。これも別にスバル車に乗れば紳士になれるわけではないのです。
カブに乗るようになった以上、私も「素晴らしい人」にならなくては。
というのが前置きでして。
家に篭っていると、いつも間近に携帯電話があるわけです。
休みの間、これが突然鳴り出すんじゃないかといつも心配で、最近はずーっとマナーモードにしています。マナーモードにしていてもなんか気がかりで、数時間おきに着信がないかチェックをしています。
実際には仕事の用事がかかってくることなど殆どありません。分かってはいるのですが、そんな自分がノイローゼなんじゃないかと憂鬱な気分になります。
ところが今週末は、昨日も今日も携帯の存在を忘れていられました。
存在も気にならず、先程「ああ、そう言えばすっかり忘れてた」と思いながらようやくチェックしたくらいです。バッテリーが1目盛り減っていただけでした。
この心境の変化は、この爽やかな気分は、やはりバイクに乗ってきたからだと思うのです。
約一ヶ月ほど前に、残りのガソリンを減らすためと状態維持のために近所をぐるぐる走ったのを最後に、バイクには乗っていませんでした。
まともな距離のライディングとなると、去年の夏頃に2時間ほど走ってきたのが最後かもしれません。
自分はやっと、安心して走り、止まり、景色を楽しむことが出来るバイクを手に入れたんだなぁと、ちょっと感動してしまいました。
こう言うと古いバイクをDisっているように聞こえてしまいますが、以前のバイクも、元々は調子が良く、何の問題もなかったのです。ただガソリン漏れが起こるようになってから定期的に乗ることが出来なくなり、それから調子がどんどん崩れていったしまったように思います。
私にもう少し知識と技術があれば、今でも問題なく走れていたのかもと思うと、少し残念です。
しかし、通常メンテだけでなく、ガソリンタンクをリペアとか、キャブをばらして清掃とかを行っていたおかげで、自分で各種のメンテナンスを行うという度胸は身につきました。
いちいちお店に預けていてはお金がかかって仕方がないですからね。今後も自分で出来るメンテは自分でしようと思います。
なんとかお金の話しに結びつけたところで、今日はここまで。