退職後の資産運用についての私見

セミリタイア系のブログを見ていると、稀に「リタイア後の生活費を資産運用で賄う」的なことを言われている方がいます。

特に「年利5%で運用できれば○○円ずつ増えるから、これで十分」的なことを書かれている方もいます。

あの、あくまで私個人の意見なのですが、それってかなり危険では?と思ってしまいます。

 

セミリタイア、或いは早期退職後の生活費を少しでも早く増やすために資産運用を行う」というのは間違いではないと思います。

私はそういった文化に触れる機会がなかったため、ほぼほぼ貯金だけでここまで着てしまいましたが、もし、入社当初からとは言わなくても、リーマンショックの頃を境に資産運用に目覚めていたら、もう少し早く退職にこぎつけられたのではないかと思っています。っ

 

ただ、「退職後に資産運用でお金を増やす」のは、わけが違うと思うのです。

在職中であれば資産運用に失敗して資金が減ってしまっても、計画を1〜2年遅らせる等で資金的なリカバリーは可能です。

けど一旦退職してしまうと、何かあった時に今までのように稼げるとは限りません。収入減でも職があれば良い方で、せいぜいアルバイトくらいしか無いかもしれません。

それも、まだ若いうちに資産が足りなくなった場合の話です。年金を受け取るような年齢になってから働き口を探したところで、本当に見つからないかもしれません。よっぽど特殊な技能でも持っていれば別でしょうが…

 

最初に書いたようなことを言われている方を見ると「勇気があるな」と思う反面、「ちょっと見通しが甘すぎない?」とも思ってしまいます。単に私がビビりなだけかもしれませんが。

多分そういう方は資産運用に自信があって、長年それでやってこれたのでしょう。ただ、せっかく退職して自由時間を得たのに、一日中相場を気にしていなければならないのは、私は嫌です。

なので私は、退職後の資金は出来るだけリスクの少ない運用を心がけたいと思います。