初めてバイクで公道を走った日から大凡9ヶ月後、片道1時間程度の道の駅まで、初めてバイクで行きました。
ochiblo.hatenadiary.com
距離にすれば40kmもないくらいです。今となっては「めちゃくちゃ近所!」だと感じます。
ただ、当時は「ここらへんまでなら行けるかな?」というくらいの感覚で、高揚感以上にまだまだ不安が募っていました。
「9ヶ月ずっと近場で練習してたの?」と思われそうですが、実はレバーを折ってしまって暫く運転できなかったり、パンクして暫く乗れなかったり、その年の冬に限って豪雪で暫く走れなかったり、そうこうしているうちに花粉の季節になり、気がつくと9ヶ月も経ってしまっていたのでした。
4月の始めの頃でしたから、これでも花粉が完全に無くなってしまうのを待ちきれずに走り出したのです。
この頃は流石にバイクの操縦そのものには慣れてきていました。ただし、走って曲がって止まれるだけと、バイクの性能を上手く引出してキビキビ走れるのは全然違います。
当然私は前者です。排気量の違いもありますが、大きなバイクにバンバン追い抜かれまくりました。
だけど楽しいこともありました。すれ違うバイク乗りが、手を上げて挨拶をしてくれます。いわゆる「ヤエー」というやつですね。
追い越していったバイクが、バックミラー越しに手を振って挨拶をくれることもありました。
因みに、今のクロスカブに乗り換えてからは、誰もヤエーをくれなくなりました(笑)
目的地の道の駅は山の中で、4月初旬の気温はまだまだ寒かったです。一応、県内ではそこそこ有名な観光スポットで、更に奥へと進む場合の休憩地点としても便利な場所なのでそこそこ賑わっていました。
ここで私は一つの決意をしました。「道の駅スタンプラリー」をやってみようと思ったのです。
目的地もなく、ただブラブラと走り回っているだけでは、いずれ飽きてしまいそうです。だったら明確な目的が見つかるまで、スタンプラリーで走り回ってみようと思ったのです。
当然車は禁止で、目的地まではバイクで走ります。
県外の道の駅までは難しいかもしれないけど…いや、県内でも下手すれば隣県より遠いところもあるんだけど、とりあえず出来る限りやってみよう。
別にコンプリートできなくても何も困ることはないし。
というわけで、遅々としてなかなか進まなかったバイクの走行距離ですが、この時の遠出を境に少しずつ走行距離が伸びていくことになるのでした。