J-REITの値動き

英国FTSE社のグローバル株式指数にJ-REITが組み込まれるそうです。発表そのものは随分前、去年の9月に行われました。

2020年の9月、つまり来月以降、翌年の6月までに、4回に分けて組み入れられていくそうです。

9月と言うと間もなくです。グローバル株式指数に組み入れられると海外からの資金流入が期待できるということで、少し前からニュースなどでも賑やかになってきました。

 

そして今日、基準価額の上昇の期待してか、買いが殺到したようです。

東証REIT指数は取引開始直後から一貫して上昇。取引終了間際は少し下げましたが、最終的には先日より39.13高い1,734.98となりました。


前日まではずっと1,700を切ったところをウロウロしていましたので、今日1日でどれだけ伸びたかおわかりいただけるかと思います。
ちなみに、ダイワJ-REITの基準価額も80円上がって3,536円になりました。

 

ただ問題は、資金が流入したところで投資先があるのか…ですね。
大和アセットマネジメントの月次レポートによると住宅系はまあまあらしいですが、オフィスやホテル系はさっぱりとのこと。
ホテルはともかく、オフィス系は意外でした。
テレワークを実施している会社でも、自宅では仕事にならないという社員の声を受けて、サテライトオフィス的なものを始めたところもあると聞いていました。

なのでむしろそこそこ需要が喚起されているものと思っていました。

 

ダイワJ-REITは3月以降、6ヶ月連続で無配、全額払い戻しとなっています。
投資による利益が上がらないことには分配金は出ませんので、やはり一刻も早くコロナが落ち着いてほしいところです。