「それ」は突然訪れる

NHKの朝のニュースで、「それ」は突然始まりました。何の前触れもなく「それ」は訪れたのです。

招かれざる地獄よりの使者。

 

NHKの朝の天気予報で、花粉情報が始まりました。そうです。遂にスギ花粉の季節がやってきたのです。

 

大げさだと思いますか?花粉症の症状が出ない人には、そう思われるでしょう。しかし私にとっては大げさではなく、死活問題。

もしアレルギー症状を抑える薬を飲まなかったら、文字通り1日中鼻をかみ通し。くしゃみし通し。鼻垂れ通し。

鼻が詰まって呼吸すらしんどいのにハナミズは壊れた水道のごとく止まらない。

目は腫れぼったく、目やにが一日中目を覆います。

夜も眠れず、身体は怠く、熱っぽい頭を抱えて日中はぼーっとしたまんま。

空気清浄機の効いた部屋に閉じこもったまま、一歩たりとも外に出たくありません。

 

…そうなんです。花粉症の薬と同様に重要なのが、空気清浄機。

当然部屋では一日中、季節中、付けっぱなしです。このときばかりは節約などと言ってられません。

問題なのは室内ではなく、外。

 

今までは、新幹線や公共の建物は外気と遮断されていました。人が持ち込む花粉などはあったと思いますが、比較的花粉が少ない状態が保たれていたと思います。

しかしそのようなエリアは、このコロナ禍で逆に危険な場所とされてしまいました。換気のため積極的に外気循環が行われるようになってしまいました。

 

薬を飲んでいても、花粉に暴露している限り症状はゼロになりません。結局は身体に付着させたり、体内に取り込まないのが一番です。

なのに自分の部屋以外に花粉が少しでも少ない空間が無くなってしまうなんて…

 

テレビでは、花粉症と新型コロナの症状が似ているので注意するようにといったことを伝えていますが(鼻詰まりから匂いや味が分からなくなる症状もありえますね)、それも重要ですけども、花粉症患者専用に外気循環を行わないエリアを作ってもらえませんかね。