あなたの隣にも資本家はいる

会社の同僚が、こんな話をしていました。どうやら取引先のある企業が、かなり大きなオフィスビルに入居していたようです。

「すごいな、こんなところに入れるって、よっぽど金があるんだな」

「こっち(某有名一部上場企業)は**フロア以上全部貸し切りだと」

「…けどこのオフィスビルも誰かが持ってて、この企業らから賃料とってるわけだよな」

 

はい、そのビルの間接的なオーナーの1人が私であります。

もちろんそのビルを私が直接所有しているわけでも経営しているわけでもありませんが、REITに出資している以上、そのビルのどこかの窓ガラスをはめるコーキング剤くらいには私のお金が使われている可能性があるわけです。

まあ、私が投資しているREITと全然関係ない可能性もありますが。。。

 

同僚たちはビルのオーナーになるためには資金を全部1人で揃えなければならないと信じているわけですが、実際にはこの様に小口で出資者になる方法もあります。

株式も同じで、たとえ一口しか持っていなくても、体裁としては「出資者」の1人なわけです。

なろうと思えば私も、あなたも、すぐに資本家になれる!

さあ今すぐ、人に使われる立場を抜け出して、人を使う立場に成り代わろう!

 

…ただこんなことを教えたところで、同僚たちは資本家になりたがるでしょうかねえ。

少額出資者なんて、少額の分配金や配当金が入ってくる以外、何にも変わりませんし。

私もまだ労働者の身分を抜けられません。