仕事の事を考えなくて良い時間

ここ最近、仕事の引き継ぎ作業が大変ということばかり書いてきました。まあ実際大変なのですが、ひとつだけ良いと思ったことがあります。

 

それが、少しずつ自分の手から仕事が離れていく感覚。

当然仕事を引き継いでもらっているわけですから、今後自分がその仕事に携わることはなくなるわけです(まあ、直ぐに完全に手が離れるわけではないですが)。

 

今までは何ヶ月も先まで考えながら、仕事の順番や誰に依頼するか、あるいは自分でやるかをああでもないこうでもないと考えていたものが、少なくとも今は長くとも一ヶ月ほど先までのことだけ考えれば良くなってきています。

そしてそれ以降に継続して発生するメンテなどのことは考えなくていいわけです。

同じような仕事をしている方なら理解して戴けるかと思いますが、物凄く肩の荷が軽くなったように感じます。

なんせ今までは、仕事をやればやるだけ肩に重くのしかかってきた訳ですから。

 

以前、知り合いと「夜になって店じまいしたらその日の仕事終わりって、どんな感じだろうか」と話したことがあります。

確かにサラリーマンは仕事を終えて職場を離れれば「一応は」その日の仕事は終わりなわけですが、おそらく殆どの方は明日以降の仕事のことで頭がいっぱいだろうと思います。

家に帰っても、頭の中で仕事のことがグルグル回りっぱなしの方も少なくなかろうと思います。

(無論経営者の方なんかは、店じまいしても頭の中の仕事は終わらないでしょうけど)

 

それがぷっつりと途切れ、以降は仕事のことを考えなくても良くなる。

想像できますか?私は未だこの期に及んでも、上手くイメージできません。これが30年近く働き続けた脳みその思考回路なんでしょうか。

けど時々ふと感じる「もう考えなくていいんだ」という思いが、忙しくてしんどい引き継ぎ作業に、なんとか前向きに向き合わさせてくれます。

 

仕事のことを何も考えなくていい時。

そういう時間が毎日あれば、少々仕事が辛くても頑張れたのかもしれません。ただのサラリーマンなのに、そこまで考え続けなければならないのは割に合わない気もしますね。

 

実は今日も資料を広げて電話対応してまして…

そんなこともあって、ちょっと愚痴ってしまいました。