「もう」か「やっと」か「まだ」か
今の職場も、あと一週間を残すのみとなりました。
この頃になるとあちこちに噂が広まっているようで、古くから馴染みの営業さんなどはわざわざ声をかけてきてくれたりします。
ありがたい話です。
ただ「次はどこ(の会社に)行くの?」と訊かれても、答えられないのがツラい…
誰一人として「もうのんびりするの?」とは聞いてこない辺り、メディアが言うほどにはFIREは世間に浸透していないのかもしれません。
独り身で、実家ぐらしが長く、普段派手に遊んでる気配もないのだから「もう働かなくても良いくらい持ってるんでしょ?」と思われていても不思議はなさそうなもんですが…
(まあ訊かれたところで、素直に答える気はありませんが)
定年より10年以上も早く仕事を辞めてそのまま働かずにいるなんて、常識の範疇にない人が圧倒的多数なのでしょうね。
それとも早期退職って、なにか世間に顔向けできない、恥ずかしいことと思われてるんでしょうか?
「早期退職だなんて、きっと何かあったに違いない。触れないでおいてあげよう…」とか。
もしそう思われてるんだったら嫌だなぁ。
話は変わりますが、同僚に「あと一週間で終わりだねえ」と、しんみり言われてしまいました。
比較的仲が良かった人だったので、こっちもちょっとしんみりしてしまいましたが…
ただ、退職を継げたのが3ヶ月前。
準備を始めたのが3年前。
もう辞めてやると思いはじめてからは数え切れないほど。
私にとっては「やっと」あと一週間なんです。
仕事を辞めてしまうと会うことが無くなる人もいて、それが残念と思う人もいますが、それでもやっぱり「やっと」。
もう、今の仕事には心底疲れ果ててしまいました。
後ろ髪を引かれる瞬間はあっても、次の瞬間には「まだ」一週間あるのかと思ってしまいます。