人生にリセットボタンはあるかもしれない

今までと似たような内容になるかもしれませんが、退職後一週間経過した今までの心境の変化を纏めてみたいと思います。

 

退職して一週間が経過しました。

先週の今頃はまだ普段の週末と何ら変わることがなく、全く実感がありませんでした。

前日の金曜日、ストレスから一日胃痛が続き、全く酒を飲めなかった反動から、この日は普段より少しだけ深酒しましたが、それだけでしかありませんでした。

 

休みが明けて月曜日くらいから、仕事を辞めた実感が少しずつ出てきました。

朝、起きても出社しないし、休暇明けにどのように仕事を進めるべきかを考える必要もないわけですから。

ただその頃はまだ有給休暇の消化中。

ひょっとしたら職場から何か問い合わせの電話が来るかも。もし来たらすぐ対応しないと。という気持ちに取り憑かれていて、休んでいるのに休んでいないような、結局は普段の週末や、長期休暇中と余り変わらない気分でした。

 

大きく変わったのは木曜日。

会社に籍が残っているのはこの日まで。

最終出社日に提出した残業時間申請では当然「残業時間0」としており、定時を回った時点で、私は会社とは無関係の人間になります。

だからと言って後輩くんや後任さんが聞きたいことがあれば連絡を取ってくる可能性はゼロにはなりません。そしてその時に完全無視を決め込めるとは思いません。

 

ただ「基本的に私は部外者で、責任ある対応までは求められない」と思った瞬間、急に肩の荷が下りて、気持ちが軽くなりました。

その日の晩、少しばかり酒を飲みました。安物の宝焼酎が甘露のように甘く、美味しく感じられました。

 

 

退職して何が変わったかと訊かれると、今のところ私は「人生のリセットボタンを押したような気分」と言いたいです。

別に何もかもをやり直せるわけではありませんが、過去数十年間のしがらみの殆どを捨て去り、今までと異なる価値観を築いていく事が出来ます。

今まで良かれと思っていたことが不要になったり、出来ないと思っていたことが出来るようになったりします。

FIREだけでなく、ひょっとしたら転職も似たようなものなのかもしれません。

 

今後時間が経って状況が変化すればまた別の感想が出てくるかもしれませんが、今のところ私は「思い切って辞めてよかった」と思っています。