私が「FIRE」とあまり言わない理由

このブログも一応FIRE系のブログになると思うのですが。何しろ第一声目でFIREの説明をしていますし。

ochiblo.hatenadiary.com

 

ただ私自身は自分について書く時に「FIREを目指す!」とか「FIREを達成した!」とは書かないようにしてきました。

ブログのタイトルでもずっと「隠居」と表現しています。

理由はいくつかありますが、最大の理由が「なんかこっ恥ずかしいから」です。

流行りに乗っかったようで…

 

私がFIREという言葉を知ったのは3年前。

その頃は今ほどに雑誌やTVで取り上げられることもなかったように思います。私が知らなかっただけの可能性もありますが。

ただその後の「FIRE」がメディアに露出していく勢いはご存知の通り。

自分の中ではそんなつもりはありませんでしたが、傍から見るとまさに「流行に踊らされる哀れな中年男」丸出しの状態になってしまいました。

 

 

少し話が変わりますが、一部のブログや雑誌記事などで「FIREと早期退職は違う」と言われているのを見ることがありますが、個人的には「同じもの」だと思ってます。

 

というのは、期間の差こそあれ、私の両親も、叔父も、早期退職をしています。

じゃあその誰もが大金持ちになって働く必要が無くなったのかというと、尽く普通の会社員でして、「もうここで見切りを付けても大丈夫だろう」という判断で仕事を辞めただけです。

FIREムーブメントなど影も形もない時代の話です。なので早期退職自体、それほど珍しいものとも思えないのです。

 

 

FIREも、積極的に投資を行い、計画的に蓄財を進めてリタイア後も計画的に資産を消費していくのが新しかっただけと認識しています。

アメリカンドリームを達成しなくても、宝くじで一発当てなくても、消費を減らし、積極的に資産を増やすことで誰でも(当初は高所得者層が中心だった記憶がありますが)早期退職を達成できる。それが「FIRE」だったかと。

 

ただその新しい考え方のおかげで、私がこの年齢で退職を思いきれたのも事実なので、FIREの影響を受けている事は否定のしようもありません。

ただ(ただ が続きますが…)それにしても、ブログ開始後にイチから資産形成を始めたなら堂々と名乗っていいと思いますが、実はそういうわけでもなく…

 

 

あともう一つ。

嫁なし子なしの独身で50台も見えてくる年齢になれば、早期退職出来るくらい貯金を貯め込んでる層も一定割合はいるだろうと思うのです。

完全に私の肌感覚で、エビデンスも何もないので申し訳ないのですが。

「自分はそんなに特別なことをしているか?」と考えると、余計に「FIRE達成者だ!」と名乗るのに躊躇ってしまいます。

 

 

そんなこんなで、私自身はあまり「FIRE」という言葉を使いません。ただやってることは同じなのでしょうが…

英語か日本語かで、ニュアンスが違って聞こえるようなものでしょうか。それとも私の思い過ごしでしょうか。