デジタルカメラの思い出
2ヶ月ほど前にカメラの話しを少ししましたが、ハッキリ「趣味です」と言えるほど熱心でないこともあり、その後は時々話題にする程度でした。
実際のところ、桜の季節が終わるとともに出番も少しずつ減ってきています。
ですが、せっかくのGWということもあり、今少し話題に取り上げてみようかと思います。
たとえ私が飽きてしまっても、他の誰かに興味を持ってもらえるかもしれないですし。
というわけで、まず最初に私とカメラとの出会いと言うか、どのように関わってきたかを話してみようかと思います。
私はデジカメネイティブな時代の生まれではないので、元々写真との関わりは希薄でした。
フィルム時代のカメラを知っている方なら分かると思いますが、カメラの他、撮影のためのフィルムを購入し、更にそれを現像に出して写真にしてもらう必要があります。
お金も手間もかかる代物で、写真を撮るのはなにかの記念とかそんな時だけ。今のように何でもかんでもパシャパシャ撮っとけという時代ではありませんでした。
時代は下り、1995年ごろでしょうか。世の中に「デジタルカメラ」なるものが登場し始めました。
撮った写真を画像データとしてそのままパソコンに保存でき、カメラを買ったらフィルムも現像も要らないという、衝撃的な代物でした。
当初はカメラメーカーが参入していなかったこともあり、画質も酷いものが多かったですが、直にカメラメーカーも参入せざるを得ないほどの人気を博していきました。
ところで今の若い人(そんな方がこんなブログを見ているか分かりませんが)は、携帯電話(スマホ)にカメラが付いたものって、iPhoneが初めてだと思っていないでしょうか。
初代iPhoneより遡ること7年前、日本のJ-PHONEが携帯電話にカメラを搭載し、メールで写真を送れる「写メール」を世に出したのが、恐らく世界で最初ではないかと思います。
当時の私、どういう訳かこれが非常に欲しくなりまして、携帯端末をJ-PHONEに乗り換えてしまいました。
ただ何を撮影していたか、今となっては分かりません。多分ですがメモ代わりに撮影していただけだと思います。
メールで写真を送るとパケ代が高く付くし、SDカードなどでバックアップも出来なかったように思うので、ほとんどすべてが携帯端末の処分と同時に失われてしまいました。
写メールが登場した2000年ごろにはカメラメーカーのデジカメ市場への参入も進み、画質も向上してきました。
この頃、父がデジカメを購入しました。
何故覚えているかと言うと、ドライブのときに借りていったらしく、何枚かの写真がパソコンに残っていたからです。
20年以上前の写真が残ってるって凄いなと、ちょっと感動してしまいました。
まあ写真の内容は大したことがなく、写メールの延長のような記録写真ばかりでした。どこへ行ってきたか、どのような道を通ってきたか、道路案内の青看板ばかり撮っていたようです。
そのため字が読めればいいだけなので、撮った画像も縮小して保存していました。
話しが少し飛びますが、この当時メールだけでお付き合いしていた女性がいました。所謂メル友というやつですね。私にだって、そんな時代があったのです。まあそんな与太は置いておいて。
メールを送り合ううち、どこかに旅行したときなど、現地で撮った写真をこの方に送ったりするようになりました。
そのときに初めて「撮った写真を人に見せる」ことを意識するようになってきました。
少し大きめの画像にして、写真の写りなども気にするようになってきたわけです。
そして遂に2002年、私は初めて自分のデジカメを購入しました。ミノルタのDimage Xというコンデジでした。
これでバシバシ写真を撮りまくって…というわけでもなく残っている写真は年間数十枚程度。基本的に出不精は変わらなかったようです。では何故買ったのでしょうね。
更に1年後の2003年。何を思ったか、CanonのEOS Kiss Digital を購入しました。レンズ交換式の一眼レフデジカメです。
一眼カメラに対するあこがれがあったのか、もしくは件の女性や、社員旅行のときに撮った写真を社内で見せて「上手!」とおだてられて自惚れたのか。
残っている画像を見ていると、この時から枚数、回数ともに急激に増えています。
ヘタなのはともかくとして、いっちょ前に構図を考えたかのような写真になってきています。
凄いですね。それなりの機材を買うと行動も変わるんですね。
ただ「絞り」だの「シャッター速度」だの、何も勉強していなかったので、全てカメラ任せの撮影ばかりでした(それでもそれなりに写るのはさすがキャノン)。
おまけに交換レンズは1本も買わず、ボディと一緒に付いていたキットレンズだけで終わりました。
それでも2009年まで7年間使い続けてますので、趣味とまで言えないまでも、デジカメが切り離せない一部になったのはやはりこのカメラの影響だったのでしょう。
想像以上に長くなったので続きは次回以降に。