デジタルカメラの思い出 その2
さて昨日の続きを書いていこうかと思います。
昨日は、何かの血の迷いでデジタル一眼レフカメラを買ってしまったところまででした。
CanonのEOS Kissシリーズと言えば、一眼レフデジカメのエントリーモデル。いわばシロート用に設計されています。
具体的に言うと、細かい設定を知らなくても全部カメラにおまかせモードで撮影が出来ます。
今見直してみても「ほぅ…」と思ってしまうような写真もあるにはありました。
だからと言ってカメラ任せで何もかも上手く行く訳でもありませんので、大抵は「あー、うん」程度です。構図も三等分に配置するやつしか知らなかったし。
ただ2003年末から2009年まで使い続け、その間の写真もそれまでを圧倒する枚数を残していました。
その後、EOS Kissをパッタリと使わなくなりました。
順番を追ってみていくと、使わなくなる数年前から団体旅行(社員旅行)等には持っていかなくなっていました。
多分ですが、大きいし重いし、面倒くさくなってしまったのでしょう。一人でドライブに出掛けたときなどは持ち歩いていたようですが。
では何を使っていたかと言うと、ミノルタのDimageXに戻っていました。
つまりまあ、私の写真に対する情熱というのは昔から、盛り上がったり冷めたりの繰り返しだったわけです。
ただ、年間の撮影枚数はあまり減らなくなりました。
どこかに出掛けたら写真を撮る。出掛けなくても気になるものを見かけたら写真を撮る。という習慣が根付いたようです。
ほそぼそと続いていた写真習慣ですが、今一度熱が盛り上がる時がきました。
隣町で燈籠祭が開催されました。燈籠を写真に収めたくて参加してみたのですが、コンデジではまともに写りませんでした。
ほぼ例外なく手ブレ。かろうじて写っていた一枚も、暗闇の中に点々と明かりが写っているだけで、情緒もへったくれもありませんでした。
この時に「デジタル一眼があれば綺麗に写せるかも」と考えたんだと思います。
ただEOS Kissはもう処分してしまっているので手元にありません。となると新しいのを買うしかない。
というわけで(多分そんな感じだったと思う)、再び血の迷いで新しく買ってしまったのが、今も使っている、OlympusのE-PL3 というデジタル一眼でした。
何故Canonにしなかったのかというと、多分大きさでしょうね。Olympusのデジタル一眼は、当時画期的なほど小型でした。
レフ(光学ファインダー)が無く、新規設計に小さく設計された撮像センサー用にボディもレンズも新しく設計されたものでした。まあセンサーが小さい分、暗闇での撮影には不利なのですが…
ただ大きくて持ち歩かなくなったEOS Kissの轍を踏まないために、小型化は自分の中で必須だったわけです。
燈籠を撮りたかったのに、若干方向性がブレた気もしますが、結果としてこの選択は(個人的には)正解でした。
その後3年間の撮影枚数は過去一となりました。団体旅行(社員旅行)にも持っていくようになりましたし。
本当に色んな所に持ち歩いていたのですが、2014年末頃からパッタリと持ち歩かなくなってしまいました。
スマホ(Nexus5)を購入したのです。
スマホがデジタル一眼の完全な代替になるわけではありませんが、スマホカメラは意外と暗所撮影にも強く、何よりも持ち歩きが全く苦になりません。
おまけに撮った画がそのまますぐに見られるので、映りが悪ければ何度でも撮り直し出来ます。
自分のカメラの使い方としては、とても相性が良かったのです。
スマホ購入以降、本当にデジタル一眼の出番は減り、ほぼ「桜専用」カメラと化しました。
それすらも近年ではスマホに座を奪われてしまってました。
そんな訳でE-PL3は3年近く封印されてしまっていたのですが、最近になってまたぞろ引っ張り出してきました。
引っ張り出してきた理由…簡単に言うと「もったいない」と思ったのですが…
なにせこのE-PL3、交換用のレンズを何本か買っちゃっていました。
カメラ本体を含め、その全てが別に傷みもせず、故障もせず、カビも生えず、問題なく使える状態だったのです。
とは言え10年も昔の製品です。仮に売り払ったとしても大した値段も付かないでしょう。
だったらもう一度使ってみようと。
ついでに、良い機会だからちょっと勉強してみようと。そう思った次第です。
幸い、時間はあることだし…
久しぶりに一眼カメラを使った感想などは、また次回以降にでも。