地方も変わっていかないと、移住者すら集まらなくなると思う
コロナ禍の前から地方移住は結構ブームになっていたように思います。
生まれた時から片田舎育ちの自分としては何故こんな不便なところに来たがるのだろうと思っていましたが…
--引用--
いちいち都会出身をアピールして、一目置かれたいのだ。さらに付け加えると、口は出すが、地域行事には参加しない。「自分は知恵を出すから、知恵を出せない人が動けばいい」と言い出す。
--引用終わり--
これ、都会出身とかどうかじゃなく、普通に人としてダメな気が…
会社内でも、口は出すが手は動かさない人なんて、まともに相手にされないでしょう。
それともある程度以上出世するとそんなのがまかり通るんでしょうか。
もしこういう人が移住してきた場合、地方在住者側は「見下された」とかの前に、「使えねー」と思ってると思います。
当然地域によりますが、定年退職したばかりの60代なんて、まだまだ元気にバリバリ『身体が動く若手』ですよ。新入社員同然です。しかも仕事してないからいつでも動ける便利屋。
講釈を垂れるだけで一向に仕事しない新入社員。居れるわけないですね。
田舎は人が少ない割に、祭りなどの行事が多かったり、行政サービスの不足を地域住民で補ったりといった部分もあるので、動ける人には動いてほしいのは確かです。
口を出すのはやりかた覚えてからにしろ。は、地方でもそのとおりでしょうね。
ただちょっと都会出身者に同調してしまうところもありまして。
地方のしきたりって、地方在住者にとっても訳が分からないことって多いんですよ。
なんで氏子でもないのに祭り毎に寄付を強制的に払わされなければならないのか。檀家でもない近所の寺の修繕費を集められるのか。
夏祭りをすれば強制的にビール券を買わされ、しかも人が集まらないから無理やり来いと言われ…集まらないんならやらなきゃいいじゃん。
未だに秋祭りとなれば仕事休んで全員集合が「あたりまえ」と思ってる年寄りが音頭とってるから、こんな習慣が無くならないんです。
地方から若者が逃げ出してしまうのは、何も仕事がないだけではないと思うんですよねえ。
なのでまあ、都会出身者が口を出したくなる地方の習慣というのも、正直言うと頷ける部分もあるなあと…
よほどの限界集落でない限り、今どきは少しくらい田舎に移り住んでも、車を少し走らせれば町に出ます。
小さな村の中で地域住民が結束して生きる必要性など薄れてきています。
都会出身と言うだけで偉いわけではないように、元から住んでたからというだけで偉いわけでもないのです。
上から目線の都会出身者は例外としても、地方も考え直していかないと、動ける若手がほしいという理由だけで移住者を募ってるだけではいけないと思うのです。