4%ルールに捕われ過ぎると、結局お金から自由になれない
最近、Google先生がまたしても「いくら貯めればFIRE出来るか」的な記事を紹介するようになってきました。
この手の記事は、最近は読むと逆に不安になってしまうのであまり読まないようにしているのですが、何故進めて来るのでしょうか。不安を煽って何かを買わせたいとか?
相も変わらず「一発逆転」とか「低年収でもコツコツ」とか両極端な記事が多いです。
ただ「一発逆転」系は、FIREしたあとのことがほぼ語られません。その後どうなったかまで追跡調査してほしいところです。本当に事例があるなら…
それより気になったことなんですが、コツコツ系でもよく言われるのが、FIREの基本とも言われる「4%ルール」。
「年利4%で資産運用すれば資産を減らさずに生活できる」とされるこのルールですが、まるで判を押したようにこのルールがいつも出てくるのが不思議で仕方がありません。
最期まで資産を減らさずに運用したあと、そのお金を誰に引き継ぐつもりなんですか?
と、問いたい。
そりゃ家族やお子さんがおられる家庭ならそれもアリだと思いますが、独身者やお子さんがおられない家庭に関しても、この「4%ルール」が絶対であるかのように紹介している記事が多いように思えます。
まあ「資産が減らない」というのは精神衛生的に極めて良いですが、そのために嫌な仕事を長期間頑張って、挙げ句に不況にぶち当たって思うように運用益が出ないと神経をすり減らすのも、同様にツラいと思うのですが。。。
家族がおられると条件は厳しくなりますが、独身者なら自分が多少我慢すれば節約できるお金はいくらもあると思うんですよね。
思い切って車を手放して原付や自転車に乗り換えるとか、趣味も本当に楽しみなものだけに絞るとか。
大富豪のような第二の人生を送りたいなら無理ですが・・・そんな方がコツコツFIRE資金を貯めるとも思えませんが。
ですので4%ルールに縛られずに、自由に試算を行って、「これなら平均寿命くらいまでは安泰」と計算できたら思い切っちゃうというのもありだと思います。
まあ・・・それで後々苦労することがあっても、私は責任を負いかねますが・・・