墾田永年私財法の闇

歴史でも語るのかというようなタイトルですが、そこまでの意図はありません。

私の住んでいる地域は、周辺に田畑が広がっています。

農家でない私には関係のない話ですが、巷の噂に寄ると「あの家は土地しか持ってないじゃないか」と陰口を叩かれるほど、農家の間では土地を持っているのが当たり前なようです。

 

農家が土地を大量に持っている理由。

それは、遡れば西暦743年に施工された「墾田永年私財法」があるのではないでしょうか。いや知らんけど。

まあ近年になって人が移り住んだ土地ではないので、多分影響があるのではないかと。いや知らんけど。

真実は知りませんが、農家の方がよく「先祖代々の土地…」と言っているのを聞くので、自分たちで切り開いてきた土地であるという自負があるのでしょう。いや知らんけど。

 

突然何の話し?と思われそうですが…

そんな先祖伝来の大切な土地、最近は耕作放棄されている田畑が目立ってきました。

私が今の家に移り住んできた頃には田んぼだったところは、今や雑草が生い茂るだけの窪地になりました。

管理すら放置されているようで、草刈り程度の手入れさえなされていません。

一銭の利益も生み出さない、むしろ虫が湧いたり野生動物が入り込んだりして周辺に迷惑をかけるだけの土地になっているのに、どうして手放さないでしょうか。

 

「先祖伝来の大切な」土地だから?

そんな大切な土地なら、もっと大切に扱えばいいのに。

 

ひょっとしたら売りたいけど売れないとか?

けど最近まで結構な勢いで家が建っていました。売れないことはないと思うんですけどねえ。

まあ、もう需要が一巡しちゃった可能性もありますが。

 

いずれ商用施設が建つ時に土地を貸して不労所得を得ようとしてる?

夢を見るのは良いですが…とてもそこまで人口が増えるとは思えません。

 

 

田んぼを売る気があろうが、無かろうが、売れようが、売れなかろうが、私にはほぼ影響のないはなしではありますが、さっきも言ったように変な虫が増えるんですよねえ…

せめて雑草の処理だけでもしてほしいです。「大切な土地」ならなおさら。