今日、農作業中の方が付けているラジオから次のような内容が漏れ聞こえてきました。
「いま問題になっている半導体の供給不足のため、今後安定したご提供が出来なくなる可能性がありますが…」
どうやら通販番組のようでした。
通販番組ですら品薄商法をやるのか!どうせこんなの、店頭売れ残り品を情弱に売りつけてるだろ?(偏見)
まあ原材料費の価格高騰や、当番組でも言っていた半導体などの品不足、高騰が続く物価高もあり、モノが売れない時代になりつつあるのだと思います。
件の番組が一体何を販売していたのかまで聞こえませんでしたが、生活必需品でないものを売るためには形振り構っていられないのかもしれません(やっぱり偏見強め)
売るのが難しい嗜好品というと、最たるものの一つがバイクのように思います。
同じ「バイク」でも、自転車の方は健康や環境に良いイメージが強く、そのためか愛好家にも爽やかな印象が付き纏うように思われますが、エンジン付きのバイクの方は…今でも暴走族などのイメージが抜けきらない気がします。
実際には(車に比べれば)環境に良いし、(変な改造しなければ)そんなうるさくないし、(乗り手が常識人なら)危険なことも少ないのですが…
最近手を出したカメラも似たようなものですね。ある意味もっとひどい状況かも。
なんせさほど画質にこだわらなければ、いつもポケットに入っているスマホで事足りるわけで。
しかも利便性だけを言えばカメラより遙かに高いわけで。
バイクもカメラも日本のメーカーがトップシェアを握っている産業なのですが、先行きが暗いところまでなんだか似通っています。
こういう業界って今後どんなふうに販路拡大を計っていくつもりなんでしょうか。
こういう業界、どうしても愛好家の声が大きく、メーカーの開発志向もそういった声に流されがちな気がします。
ただそういうのは素人には分かりにくいし、操作は複雑になるし、おまけに高価になるしで、実際の販売成績は伸びない気がします。
そして製品が出来る前にはあれほど威勢の良かった愛好家が「あれがない」「これが気に入らない」と言って結局買わない…そんなところまで想像できてしまう。というか何度かSNSで見てきた気が!
どちらも今すぐに無くなってしまうとは思いませんが、せっかく興味を持ってしまった分野なので、出来れば末永く存続してほしいとは思いますが、ホント、どうすれば興味の無い層に興味を持ってもらえるのでしょうかねえ。
こういうところで草の根発信していけば、いずれは誰かに興味を持ってもらえるのでしょうか。
ただその張本人がカブに乗って、「やっぱりスマホでいいかなぁ」とか言ってるんじゃ…
(カブがダメじゃないけど、如何にもなバイクじゃないですし)