「FIRE」は何番目の幸せか

このようなブログを書いておいて、かつ自分が現実に早期退職の道を選んでおいてなんなのですが、「FIRE」が史上の幸せだと心から考えている人っているのでしょうか。

 

随分昔に記事にしたと思うのですが、私は割と保守的な人間なので、普通に結婚もしたかったし、子供も欲しかった。両親に孫の顔も見せてやりたかったと、本当に思っています。

しかし、私自身の性格の問題などもあったのでしょう。結局結婚を決めることは出来ず、今もこうしてフラフラしているわけです。

きちんと仕事を続けていれば、結婚は今後も可能性がないではないですが、もう子供は厳しいでしょう。

その前に職場環境や仕事が辛くなって辞めてしまったので、今なら財産目当ての女性か美人局くらいしか近寄ってきてくれないだろうと諦めてます。

(リアルではお金の話は一切しないようにしてます)

 

今、こうして無職でいられるのは、いつか結婚して子供が出来ればいくらでも必要になるだろうと思って残してきた金銭でした。

世間一般的な幸せを諦めた結果、じゃあ早期退職しても生きていけるんじゃね?と考えた結果が今というわけです。

自分にとってFIREは、決して「一番の幸せ」と言うわけではありませんでした。

 

そうは言っても、では今は不幸なのかと言われると、そういうわけでもないです。

嫌な上司の顔も見なくて済むようになったし、仕事に追い回されることもなくなりました。

全てではありませんが、1日の時間の多くを自分のために使うことが出来るようになりました。

これは一般的に言う「楽しい」状態ではないかと思っています。

 

楽しい=幸せ とは違うでしょうが、楽しいことが辛く重く悲しい訳がありません。となると、ある程度「幸せ」な状態と言って良いのではないでしょうか。

 

ただこの「幸せ」も今この瞬間だけの話で、将来に渡っての幸せを保証するものではありません。

結婚だって、子供だって、仕事だって、その時は非常な苦労をしても、いつか大きな幸せを呼び寄せてくれるかもしれません。

夫婦二人で、あるいは小さい子を連れて買い物をされている光景を見ると、羨ましくなってしまうのも事実です。

(その子供が癇癪を起こして泣きわめいているのを見ると、また違う感想が生まれてしまいますが)

 

何が良くて何が悪かったかなんて、たぶん最期になっても分からないと思います。