「資産家」とは何?
大阪で痛ましい事件が発生しました。
大阪 高槻 女性殺害事件 殺人などの疑いで養子を再逮捕へ
事件の内容についてはニュースサイトなどに任せます。
私がこのニュースを聞いて思ったのは、以下のことです。
この事件、テレビなどでは被害者について『会社員で資産家の女性』と紹介されていました。
単に『会社員の女性』ではなく、『会社員で「資産家」の女性』。
「資産家」って肩書なんですね。
そもそもじゃあ「資産家」ってなんなの?と思って調べてみました。
そしたら「金銭やその他の資産を豊富に保有している人」と紹介されていました。
じゃあどのくらいの資産を持っていたら「資産家」なのかと言うと、特に定義は無いそうで。
なんとなく、投資などで多額の不労収益を得ている人を呼ぶように思っていましたが、そんな定義もないようです。
ということは、勝手に「資産家」を名乗っても問題ないということですね。
FIREを決意したあなたも、FIREを目指して資産運用に励んでいるあなたも、周囲の人よりは多くの資産を持っているはずだから、みんな「資産家」ですね。
なんだか急に金持ちになれたような気がしてきました。
まあ現実的には相当なお金などを持っていないと、世間的には「資産家」と思ってもらえないでしょう。
しかも「贅沢しなければなんとか最期まで暮らせそう」なんていうと、どっちかというと哀れみの表情を向けられてしまいそうです。
その前に、なんだかんだと面倒事に巻き込まれるイメージしか無いので、私は資産家などと思われたくもありませんが。
富裕層や準富裕層などは(野村総研が便宜的に呼び分けてるだけですが)確固たる線引きがあるのに対し、「資産家」とはなんともふんわりした、曖昧なものだということが分かりました。
今後、テレビや新聞で「資産家」云々と言った言葉が出てきても、マスコミが刺激的な見出しを付けたいだけなんだなと思って見ることにします。