修繕費は突然に

先日、ひょんなことから拙宅の漏水が発覚しました。

「発覚」と言っても、「漏れている」という事実が水道メーターから判明しただけで、どこから漏れているかは素人目にはサッパリ分からない状況でした。

埒が明かないので懇意にしている水道屋さんに調査してもらえるよう依頼をしました。

が、工事が立て込んでいるので行けるのは4日ごとのこと。。。まあ、仕方ありません。

さて業者の方がやってこられましたが、検査してもらったところ、目視で確認できるところから漏れはないということになりました。

 

この時点で判明したのですが、比較的新しい家屋は水道管を真っ直ぐに床下に引き込んでいるのですが、少し古い我が家は家屋に沿って外周をぐるっと回り、台所など水場に近い場所から引き込んでいるとのこと。

そしてその配管がコンクリートの犬走りの下を這っているとのこと…

 

この時点で犬走りを切らなければならないことが確定しました。

更に漏水箇所が分からないので数カ所を切断し、露出させた水道管に簡易の水栓を噛まして、部分的に水を止めながら水道メーターが止まるかどうかをチェックするという工程。

時間も手間もかかります…

 

結局3度めの犬走りを切ったところで漏水箇所を探り当て(水が漏れているところを偶々掘り当て)たのですが、水管の交換、止水確認、犬走りの再生と、合計3人日の工事となってしまいました。

 

漏水箇所を私も確認しましたが、耳を近づけると音が聞こえる、よく見ていると数十秒に一回程度水のしずくが垂れるというものでした。しかも直接目で見えない配管の裏側。

夕暮れが迫っている中で、かなり急いで(次の日別件の工事があったらしい)作業をされていたようですが、よく見逃さなかったものだと思いました。

 

そして、その工事費用の請求が今日来たのですが、締めて40万円。

おおお…

母と折半で支払うことにしましたが、それでも20万円。痛すぎるほどに痛い出費となりました。

 

ただ工事に取り掛かる前に、業者の方から「漏れている量が少ない(水道メーターの回る勢いが弱い)ので計器で調べることが出来ない」と言われていました。

そこで「もっと漏れてくるまで待つ?」と、母に持ちかけていたんですが、母はそういうのを待てないタイプなので、そのまま工事することになりました。

まあ、どっちが良かったかわからないです。

漏水量が徐々に増えてきてくれるなら良いですが、突然破断なんて可能性も当然あるし。

その時に「次に行けるのは4日後になります」なんて言われたら…

 

 

工事後、業者の方に伺ったのですが、築30年くらいの家はちょっとした地震でも水道管が破損することが多いそうです。

それが水道管の経年劣化によるものなのか、30年前の水道管が粘性に乏しい素材だったのかは聞きそびれましたが。

震度3程度の地震でも破断することがあるとのことで、古い家にお住みの方は、地震の後は水道メーターを確認されたほうが良いかもしれません。