FIRE卒業?
Google先生のチョイスするニュース記事の中に「FIRE卒業」という、よく分からない単語が紛れ込んできました。
FIREって、入学したり卒業したりするものでしたっけ…
まあ、今は何でもかんでもやめるときに「卒業」という表現を使いますけども。
一応記事も読んでみたのですが…Twitterのつぶやきを纏めただけのもので、記事というようなものではありませんでした。
要するに一旦はFIREしたどっかの人が、再び働き始めたときにこの言葉を使ったようです。
んでまあ、それは単に「FIRE失敗」を言い換えてるだけじゃないのかと言い合いになったというだけのことでした。
一時期は猫も杓子も言っていた「FIRE」。
しかし経済成長が鈍化し、株価は下がり、インフレが進むようになった今の時代、再び仕事に戻る人が多いようです。
年利4%の不労所得だけを絶対とし、資産減少を許容しないとなると、そうせざるを得ないですね。
そして今まで働かなくてもいい生活を謳歌してた人が再び働き始めるとなると、妬み混じりで見ていた人たちはなんか言いたくなるのも分かります。が…
けどですね、きっちり資産を築いて一旦FIREにこぎつけた人は、よっぽど下手を打ったのでない限り今も平均以上の資産を持っているだろうし、節約志向も根付いているだろうし、すぐにもう一度FIRE出来ると思うんですよね。
金集めのネタに「FIRE」という言葉を利用してた人は知りませんけど。
一攫千金を当てたのでない限り、FIRE生活を得る代わりに色々なものを手放したり見ないふりしてきているわけで、「働かなくていい」ところだけを見て羨ましがられても、ちょっと違うといいたいです。
あなたが新しいiPhoneを買っていた時も、あなたが親しい友人と旅行を満喫していた時も、あなたがレストランでディナーを楽しんでいた時も、ひたすら蓄財に努めていた結果がFIREなんですから。
ただ、「FIRE『卒業』」という表現を使うのは…やはりちょっと何か違う気が…しなくもない。