日の丸半導体は成功するのか

「日の丸半導体」へ、トヨタ・NTT・ソニーなど国内8社で新会社。

過去にも似たようなことがあった気がしますが、成功するのでしょうか。

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半導体」と言っても一つじゃないし、分野によって必要な機能も違うだろうし、それが他分野ばかり8社も集まって意思決定が出来るのか?と、まず素人ながらに思ってしまいます。

「船頭多くして船山に登る」ということわざがありますが、それを地で行ってしまわないか?

と言うか、一度は廃れてしまった半導体製造技術(ちょっと言いすぎでしょうか)、いきなり最先端分野に再トライして大丈夫なんでしょうか。ノウハウ足りてるの?人的なノウハウって意外と重要ですよ?

 

日本の先端技術分野での失敗は、技術やノウハウの不足(もあるのでしょうが)というより、意思決定の遅さのような気がします。

特に新興国の新興企業では「走りながら考える」と言われるほど失敗を恐れず突き進みますが、日本の企業は周囲との意思決定を尊重し、失敗しないように慎重に事を進めすぎな気がします。

多分、日本も黎明期ではものすごいスピード感を持ってまたたく間に世界に羽ばたいていったのだろうと思いますが、というかそういう噂は何度か聞いたことがありますが、成功して大企業となってしまった今、それが出来なくなってしまったのでしょう。

 

ただ今回は「もう一度世界を席巻するため」などという絵空事ではなく、「世界情勢の変化に備えるため」という目標になっているので、国としてはかなり本気度が高いかもしれません。

ウクライナ戦争でいろんな物資が不足したのを目の当たりにしてますからね。

ましてや次は、中国が野心を隠そうとしない台湾となると…おっと、これ以上はブログの趣旨が変わってしまいます。