それでも桜を見に行く

この時期、外に出るのは本当に億劫です。洗濯物ですら屋外に干したくないのに、自分が屋外に出ればどうなることか…

なのですが、杉やヒノキの花粉と時期を合わせるように、世間では桜が咲きます。

 

家に引きこもっていればいいのに、テレビの中継でも見てればいいのに、桜に釣られてつい外出してしまうのです。おまけにカメラまで持って。

 

自分でもバカだと思いますが、一昨年までは花見なんて、通勤中の車の中からしか出来ませんでしたから。

去年からようやく、天気と花の都合に合わせて見に行けるようになったわけなので、やっぱり見に行きたいのです。

 

特に、頻繁に散歩(ウォーキング)をするようになってから、冬の季節の色彩の乏しさを改めて実感しました。

昔の人が、春の訪れに喜びを露わにした気分が、今はよく分かります。暖かくなるだけじゃないんです。世界に色彩が戻ってくるのです。

 

時折カメラを持ち出していたのでハッキリ分かりますが、冬の間はもう全部モノクロ写真にしてしまおうかと思うくらい、何を撮っても色彩が感じられませんでした。

しかし梅の花が咲き出すころから、他にも色んな花があちこちに咲きはじめまして、「カラーで撮れる…!」という気分になってくるんです。

まあ私が下手くそだから、モノクロにして陰影を出すしか出来ないだけかもしれませんけどね。

 

そんなわけで、花粉にも負けず、しばらくはカメラを持って散歩を楽しんできます。