昔の癖

隠居生活をしていると曜日だの週末だのと言った感覚は薄れてきますが、大型連休は否応なく世間並みの感覚を実感します。

なんたってテレビもラジオもネットでまでも「大型連休、大型連休」と連呼してますから。

私もまだ隠居人としての経験が浅いせいか、「大型連休」と聞くと、どっか外出しようかしらと浮ついた気分になってしまいます。

まあ家を出て10分程度で嫌になって引き返すでしょうけどね。以前も言いましたが、よりによって観光地への通り道になっているので道路がとても混雑するのです。

 

もう連休など関係なくなっても「連休」という言葉に心躍る…まあそんな生活を学生時代から続けてましたから。今更忘れることも出来ないのでしょう。

 

すっごい話しが飛びますが、「昔の習慣が抜けない」という一言で一つ思い出しました。

普通自動二輪の免許を取ったばかりの頃です。

他の県では分かりませんが、私の地元の交通センターでは通常の更新以外の人は別室に呼ばれ、手渡しで新しい免許証を渡されました。

その部屋に私以外は、原付免許から普通自動車免許の追加と思しき、10代くらいの若者しかいませんでした。

 

名前を呼ばれ、免許証を受け取ってさっさと出ていく若者たち。

そして私一人だけ、両手で恭しく受け取り、会釈までし…まるで名刺交換のように。

 

あ…自分、完全に社会人だわ。と、認識した一瞬でした。

多分、今また免許の追加を受けても、同じ所作をしてしまうんでしょうね。

 

まあこういうのは残ってても問題ありませんが、もし、あの職場特有の変な癖が染み付いてるようなら、それは抜いていきたいですね。