新型コロナは5類に移行したけれど

今日、2023年5月8日をもって、新型コロナ感染症の位置づけが2類相当から5類に引き下げられました。

これによって季節性インフルエンザなどと同じ扱いとなります。

遡ること5月5日、WHOも新型コロナ感染症の緊急事態宣言の終了を発表しました。

世界は新型コロナを克服し、かつての世界に戻っていく形になりました。

 

…と、一概に喜んでいていいのかちょっと気になります。

5類に引き下げられたということは、検査や治療が自己負担ということになります。感染した際の負担額は増えます。

そして最近のニュースを見ていても、感染者数自体はゴールデンウィーク前からハッキリと増加傾向にあります。

にも関わらずなぜ5類移行…?

まあウィルスが弱毒化したか、あるいはワクチンなどにより症状が抑えられる人が増えたと判断されたのではないでしょうか。

 

気になるのは、そこ。

確かに感染者うち死者数は減っているようですが、理由は

1.ウィルスの弱毒化

2.ワクチンなどによる免疫強化

どっちでしょうね。

 

もし2の理由だと、ワクチンを摂取してきた大半の人は大丈夫ですが、体質的にワクチンをうけられなかった人は、感染や発症の危険性はそのまま、自己負担だけが増えることになります。

勝手にワクチン接種をパスしてきた人は自己責任なので知ったこっちゃありませんが(元上司がそうだったので余計にそう思う)。

仮に1の理由だとしても、感染の機会が増えれば変異が起こりやすくなり、いつまた強毒化しないとも限らないわけで。

ましてやワクチンはあるものの、インフルエンザにおけるタミフルリレンザのような治療薬はまだ無いです。

そう考えると、やっぱり感染の機会を減らす努力は継続すべきではないかとも思うわけで。

 

けど世の中は、もう対策など必要がないとばかりにアクリル板や消毒液を撤去していますね。

アクリル板はともかく、消毒液は置いておいても良かったのではと思うのですが(消毒するしないは個人判断に任せるとして)。

もう一つ、個人的には飲食店の厨房に立つ人は感染症関係なくマスクすべきだろうとも思うのですが。

それで厨房の中からでかい声出されたら、ツバが飛んでんじゃないかと気になってしまいます。

 

ちょっと話がそれました。

まあこんなこと言っても「神経質なやつ」としか思われないのでしょうが。

新型コロナの症状が「たかが風邪」と言えないくらい苦しいものだというのは聞いてますので、出来ればかかりたくないのですよねえ。

同居の母も、もう老齢ですし。

 

とはいいつつそろそろ旅行したいのも事実なので、まあ個人的に対策を考えつつ、世間の様子も見つつ、少しずつ行動を起こしていきます。