ブラインドカーテンの修理
部屋のブラインドカーテンが一部壊れてしまい、羽根の開閉(というのかな?)が出来ない状態になっていました。
もう少し具体的に言うと、羽根の角度調整する時に回す棒と、ブラインドカーテン本体の連結部分をカシメていたプラスチックパーツが割れて、棒が外れてしまいました。
本体と棒の連結部分は、カギ状の金属部を噛み合わせその上からプラスチックパーツをパチンとはめることで固定されていたわけです。
(すみません、写真でもあればこんなくどい説明をしなくてもすぐ分かると思うのですが、一枚も取っていなかったので…)
実は随分前からその状態で長らく放置していたのですが、ようやく重い腰を上げて修理してみようと言う気になったわけです。
一応修理手順としては次のように行います。
1.カギ状の金属部を接着剤で貼り付ける。
2.破損して無くなったプラパーツの代わりに、硬化性樹脂で金属接合部の周囲を固める。
1の部分は何ら問題ありません。金属用瞬間接着剤で付けました。これは2の工程で樹脂が硬化するまで、接合部が外れないようにするための処置です。
2で使用する硬化性樹脂は、以前のバイクの補修に使用した、「プラリペア」という商品を使用しました。
本来はプラスチックパーツ同士を接着させるものなのですが、まあ硬化してしまえば継ぎ目なしの一体型樹脂になるため、元々のプラパーツの代わりになるだろうという算段です。
問題は、プラリペアを結合部にどうやって滞在させるか。硬化させる前は粉末と液に分かれていまして、これを混ぜることで硬化が始まります。
混ぜた直後からゼリー程度の硬さになるので、筆で塗りたくるわけにもいきません。
正直言うとここがネックで、長らく放置していたのでした。
しかし先日、ふとひらめきました。タピオカドリンクのストローがちょうどいいくらいの太さなんじゃないか?と。
つまり適当な長さに切ったストローで接合部周辺を覆い、下に抜けてしまわないように栓だけすればなんとかいけるんじゃないかな?と。
というわけで、近くのスーパーで買ってきました、タピオカドリンク。
ドリンクはスタッフが(?)美味しく戴いたあと、早速ストローをあてがってみると、ちょうどいい感じです。
栓は、チラシをストローと同じ太さになるまでぐるぐると棒に巻きつけて、セロテープで固定しました。
最初はブラインドカーテンを付けたままなんとか出来ないかと思ったのですが、粉にせよ、液にせよ、プラリペアを注入するにはほぼ真上からでないと無理と分かり、一旦レールごと外しました。
そしてスポイトを使ってストローの中に粉を入れ、その後液を垂らします。一気にやると下まで浸透しないと思い、少しずつ。しかしあまり時間を開けると継ぎ目が出来てしまいそうなので、できるだけ早く。
というわけで、作業完了したものが次のものです。
若干暗くてわかりづらいですが(汗)
赤い部分がストローの中に充填されたプラリペアで、すぐ下の部分がチラシをぐるぐる丸めた栓です。
もう硬化していると思うのですが、念の為当分はこのままにしておきます。
先程棒を回してみたところ、見事に羽根が開閉しました。ただ、長い間放置していたせいか動きが悪いです。潤滑油でも刺したほうが良いでしょうかね。
あとはどのくらい持ち堪えてくれるかです。プラリペア自体は結構強度があるはずなのですが、全く想定していない使い方ですからね…
(本来は、プラスチックパーツ同士を結合させるためのものです)
接着剤やプラリペアは元々あったものなので、今回の修理にかかった経費はタピオカドリンクだけでした。
これでしっかり使えたなら、安上がりなのですが。。。