秋の夜長に
少し前に紹介した青空文庫ですが、ボチボチですが読み進めています。
今のところ、途中で投げ出したりはしていません。短編から読みはじめて、少しずつ長い作品に移ってきています。
今はアーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」を読んでいます。
これが終わったら、次は萩原朔太郎の「月に吠える」を読んでみようかと思っています。
…興味の出処がどこだか丸わかりですね。
「風の又三郎」ははじめて読みましたが、頭の中で勝手に「北風小僧の寒太郎」と混ざった挙げ句、「木枯らし紋次郎」のような股旅もののようなイメージが出来上がっていましたが…全く違うものでした。宮沢賢治なんだから当たり前だな。
「老人と海」はその昔読書感想文のために読んだことがあるのですが、ちょっと懐かしくなったので再読中です。
訳本は、翻訳者の方に著作権があるわけじゃないんですね。青空文庫で読めるとは思っていませんでした。
「月に吠える」はタイトルくらいしか知りません。萩原朔太郎の作品自体読んだことがないので、いっそ何も知らないまま読み出してみようかと思っています。
読後、ブログで作品の解説を書かれている方の感想などを読んでみているのですが、元々文系ではなかった私には読み解けなかった行間がいろいろ書かれていて感服します。
理系の人間は「書いていないことは無いこと」「勝手な解釈を挟むのは間違いの元」と考えるので、「分かってほしければ書いておけよ」と思ってしまいます。
「読者の解釈に委ねられる仕様書」なんて、クソ以外の何物でもないですからね。
まあ文学作品はそういうものじゃないのは理解してますが…
ただまあ深読みしすぎじゃないかと思うようなこともあって、「あれらの事象をどう捉えればその結論に結びつくんだ?」と悩むこともあります。
これも理系ゆえなんでしょうか?