一見調子が良かったのは最初だけだった

さて…連日の猛暑日だ、熱中症警戒だ、台風だと夏真っ盛りの気象とは裏腹に、株式市場は厳冬の季節を過ごしています。幻灯になることはないよね…

 

ただ国内市場においては、先週末から今週前半くらいまでは比較的良パフォーマンスを叩き出していたと思います。あくまで「比較的」ですが。

J-REITは先週木曜日より5営業日連続で上昇。

国内株も、手持ち合計だけで申し訳ないですが、同じく先週木曜から4営業日連続の上昇。

国内株は世界市場に引きずられてその後崩れましたが、J-REITは先週末時点よりはまだ基準価額が高い位置にいます。…誰ですか、時間の問題だなんて言ったのは。

 

問題はアライさん。

最終的には大きく崩れはしませんでしたが、まあ、それだけ。

先週末と月曜日に上げた分は、その後全部吐き出した上で更に下がりました。

毎日基準価額を付けて、折れ線グラフを表示しているのですが、ヤバイ傾向にしか見えません。

上昇と下降を繰り返しながら、徐々に右肩下がりになっています。グラフの下限は更新するのに、上限は前回の山を越えることが無くなってきました。

 

前代未聞の円安もあって、日本の市場がやいのやいの言われてますが、アメリカのほうが景気ヤバイんじゃない?とかなり本気で思えてきました。

 

 

最後に少し余談。政治的なニオイが強めですので、気に触る方は読まずに無視して下さい。

 

今のウクライナ戦争を終わらせる鍵はやはりロシア側にあるのでしょう。

ロシアとウクライナでは国力が段違いですから、継戦能力だけでも相当な差があります。

戦争が長引けば世界中のあちこちにその余波が出て、厭戦気分が世界中に広がっていくことでしょう。

ロシアはそれを狙ってるような気もします。

つまり今勝利を急がなくても、いずれ勝てる。西側諸国がウクライナの援助に疲れ、綻びが生じるまで現状を続ければいいと。

勿論ロシア経済もいつまでも持つものではないですが、そこは国民をコマとしか思ってない国ですから、押さえつけられる強さが違います。

おまけに思惑が交差する西側諸国と違い、基本的に一国だけなので、国民さえ押さえ込めれば一枚岩を演出できます。

ウクライナ戦争は既に、ロシア対西側連合国の持久戦に突入しているような気がします。

 

つまり、株価が上がらないとか物価が上がりすぎるとかでぎゃーぎゃー騒ぎすぎるのも、これまたロシアを利する行為になるのかなぁと思いつつも、やっぱり泣き言の一つも言いたくなっちゃいますね。