基本無料のゲームアプリは少なくなる??

以前記事にした「ゲーム制作超入門」の本ですが、少しずつ読み進めています。

先にざらーっと全ページに目を通してみたのですが、やはりゲーム作成、特にアクションゲームの作成に必要となるような衝突判定の計算式等も書かれており、結構本格的な内容に思えました。

ただ計算式はまったく理解できなかったので、前途が多難であることは見当が付きました。

 

DSiプチコンでゲームっぽいプログラムを組んでいた時も、メモ用紙にやたらと計算式を書いては消し、書いては消しとやっていました。

プログラムを組む上で数学は必須と言われていましたが、私が仕事で組んでいた分野に関してはそれほど複雑な計算式は必要でなかったためにあまり実感がありませんでした。が、今ものすごく実感しています。

 

ゲームプログラムを組む上で必要な複雑な計算を自前でやらなくていい方法があります。他の人が組んでくれたプログラムを使用する方法です。

プログラムのコードを買うのではなく、ライブラリ等の形式にまとめてあるものを買うのです。最近は「ゲームエンジン」等とも呼ぶようですね。

正直言うとちょっと疎い世界なので、完全にイコールな代物かどうか分からないのですが。

 

その「ゲームエンジン」として有名なものに「Unity」があります。

このUnityが、利用料金を値上げしたとして、今ちょっと荒れています。

元々、Unityを利用するには提供元の会社と契約を交わし、月々一定額の利用料を支払う形だったそうなのですが、今後はそれに加えてUnityを利用したゲームのインストール数に応じて支払額が発生するというものだそうです。

 

インストール数が増えたならそりゃあ払ってやってもいいんじゃない?

と思いました?私もそう思いました。が、最近は「基本無料」のゲームが多いですよね。

つまりインストールはされたけど課金せずに遊んでるカジュアルユーザーばかりだと、売上が上がらないのに膨大な使用料がUnityの提供会社に対して発生する…ことになるかもしれないらしいです。

 

このUnity、PCゲームだけでなくスマホや最新のゲーム機にも対応しているので、とにかく使用率が高いそうです。

みんなに使ってもらえるように安値でどんどんばら撒き(本当に安かったのか知らないですが)、独占的地位を築いた途端値上げとは、なかなかの悪よのぉ。。。

 

…まあUnityの提供元からすれば「お前ら散々儲けてるんだからちっとは還元しろや!」という事かもしれませんが。

 

これを期にUnity以外のゲームエンジンに移行する例も発生しているようですが、それも大変な作業でしょう。AだったものをBに書き換えれば動くというものではないでしょうし。

ひょっとすると将来、基本無料なゲームは減ってくるかも。。。