年金は免除してもらうのが得?

ちょっと気になる情報を見かけました。

「退職後の国民年金は全額納付するより免除してもらったほうが得!」 というものです。

 

まず国民年金の免除について。。。

国民年金の「未納」と「免除」は全く異なります。

「未納」は文字通り収めないこと。収めていないのだから、当然年金も支給されません。出費が0の代わりに受給額も0です。

それこそ「自分で頑張って老後資金を貯めてね」ということですね。

 

一方「免除」は、年金を収めないことは同じですが、この場合満額収めた場合の半額が支給されます。

だったら早速免除してもらおうー!といきたいところですが、誰でも免除してもらえるわけではなく、一定の条件があります。

単身者の場合は年収が122万円以下、夫婦二人の場合は年収が157万円以下、あたりが目安だそうです。

ただ、全額免除になるか、一部免除になるか、そこら辺はケースバイケースっぽいので実際に申請してみなければ分からないかもしれません。

一部免除の場合は受給額は半額ではなく、免除額によって5/8だったり7/8が支給されるそうです。

 

というわけで、退職時期(免除期間)によっては全額支払うのとほぼ変わらないどころか、死亡時期によってはむしろ得かも!?となるそうです。

そりゃ、払わなくても(半額とはいえ)年金を受け取れるのですから、お得っちゃあお得ですよね。

そこで私も、ものは試しに計算してみました。

と言っても、免除期間まで含めて計算してもらえるところが見つからなかったので、全額収めた場合をもとに国民年金の分だけ切り出し、半額にしてみるという大雑把な方法です。

(検算のしようがないので計算結果を間違っているかもしれません。あまり信用しないでください)

 

予定通り2021年12月で退職したとして、そこから60歳までの期間、国民年金を全額免除してもらったとします。

この場合、65歳時点での貯蓄額が330万円増え、年金の受給額が11万円/年減りました。そして貯金が尽きる寿命が0.1歳縮まるという計算結果になりました。

ほぼ変わらないってことでしょうか。

 

…ただ、ほとんど変わらないのなら全額納付してもよいのでは?という気もします。

年金の支払額は16,410円/月。しかし免除されたからと言って、この分を遊興費に使い込むわけにはいきません。

結局何らかの形で老後資金として残さなければならないのなら、使い込めないところに預けてしまうのも一つの手段だと思います。

 

私は油断するとすぐお金を使いたくなってしまうので、今のところは全額納付するつもりで考えています。