眠れなくてもいいさ

先日、ほぼ一睡も出来ない夜がありました。

体調不良のせいではなく、台風の影響による嵐のせいでした。

 

私の住んでいる地方は川に近く、両岸を山に挟まれているせいか、特に強い風が吹き抜けます。台風が直撃した時には鉄骨の家が軋んで揺れるほどです。

おまけに吐き出し窓に近いところで寝ているせいで、風や雨が雨戸を叩く音だけでかなりやかましいのです。

こういう時、眠れないとイライラして余計に寝付けなくなるものです。特に次の日が平日だと「寝なきゃいけないのに!」という感じで、どうにもならない雨風に八つ当たりしたくなります。

 

ただ、この日はたまたま翌日が祝日で休みだったので、「寝られないなら起きるか…」と気持ちを切り替えて、ガタガタ揺れる部屋の中で明かりを付けて本を読んでいました。

結局朝方まで風は収まらず、明るくなる頃になってやっと寝られたのですが、翌日いつもどおりの時間に起きなくても良いだけでここまで心の持ちようが変わるものなのかと、少し感動しました。

これだけストレスを感じなくてすむ隠居生活に、早く入りたいものです。

 

平日の倦怠感は、「早く寝ないと次の日に差し障る」というストレスが巻き起こしている不眠、あるいは浅い眠りなのかもしれません。