自分の後ろの小道
足元だけを見続けると、今自分がどこに居るか分からなくなり、辛くなります。
昨年の2月より、毎月15万円の貯蓄を目標に頑張ってきました。去年は無事に目標を達成し、去年と今年の4月に2度、昇給があったおかげで今年の目標達成は楽になるだろうと思っていたのですが、それほど楽になったという印象がありません。
これはきっと足元だけを見すぎて、自分の居る場所が分からなくなっているのだと思いました。
足元の石ころに蹴躓いては痛みに泣き言を漏らし、泥濘に足を滑らせては恨み言が募ります。
誰かの歌の歌詞みたいなことを言ってしまいましたが、要するにちょっと過去を振り返ってみようと思ったのです。
振り返ればはるか遠く故郷が見えるかもしれない。
昨年の2月、15万円の積立の他、黒字額は18,672円でした。その月の残業時間が37時間。
黒字額は多いものの、残業時間はちょっとしんどいことになっていました(余談ですが、その前の1月は52時間でした)
そして今年の1月、同じく37時間の残業の末、積立額は164,749円(30時間超過分を追加で積立)と、黒字額が10,879円。
積立と黒字額を合計すると昨年2月が 168,672円。今年1月は 175,628円。1万円近くも増えています。
単に昇給で収入が増えただけではなく、生命保険の見直し、携帯料金の割引利用、燃費運転によるガソリン代の圧縮、そして「3年で800万円を貯めるんだ!」と決意して節約してきた事柄による、費用削減の効果も大いにあります。
というか、この時点では昇給は昨年4月の一度だけなので、こんなに増える訳がありません。
そう言えば積立を始めたばかりの頃は、積立額を捻出するためだけに最低でも20時間/月の残業が必須と言っていたはずなんです。
ところが今は15.5時間にまで減っています(そもそもそんな時間で終われないというのはこの際無しで)。
やっぱり、少しずつ楽になっているんだ。単にずっと「我慢、我慢」と足元だけを見てきたから、いつまで経ってもしんどいと思ってきたけど。
行く先の景色は霧の彼方に霞んで見えないけど、歩いてきた道は自分が残した記録が示してくれます。
ちょっとだけ前向きになれた気がするので、もう少し頑張ります。