売るものが無くなるかもしれない
日本のルネサスの工場が火災を起こし、半導体が不足しているというニュースを覚えておられますでしょうか。
この影響で、自動車メーカーが操業を停止したなどのニュースもありました。
これとは別に、アメリカのプラスチック工場が大規模な火災を起こしたというニュースはご存知でしょうか。
今、これらの影響で半導体や樹脂のパーツが世界的に不足しています。産業機器の分野では既に、発注しても納期が決まらないという自体が発生しています。
弊社においても、いくつかの商社から「納期は半年後(半月後じゃないです)」という連絡が来ています。
あんまり具体的な社名を出すと問題かもしれないのでぼかしますが、某大手産業機器メーカーは、部品が入らずにいくつかの工場を止めているそうです。
「そうです」と言ってしまいましたが、メーカーの営業の方から聞いたので間違いないと思います。
別の産業機器メーカーの営業さんも、やっと出てきた納期が2023年(再来年)だったとぼやいていました。
つまり、一朝一夕に回復する目処もないということです。
このままではそのうち、産業機器メーカーから部材を購入している弊社のような会社も受注停止せざるを得なくなるかもしれません。
そうなると一気に景気が崩れ始める可能性もあります。
売るものがなくなり、商売ができなくなるわけですから。
(そこまで悪化するとは思ってはいませんが)工場設備の保守部品が手に入なくなって、一般消費者向けの生産が滞る可能性だってゼロではありません。
コロナ禍の出口が見え始め、株価も上昇し始めたところで、強制的に不景気に逆戻り。
もし本当にそのとおりになったら、悪夢としか言いようがないです。