不況の波は同時には来ない
昨日、今後の貯金ペースについて悪い予感しかしないと書きましたが、ひとつだけ、ただの予感ではなく本当に心配していることがあります。
要するに来年の景気についてです。
おそらく来年は、今年よりはうまく新型コロナに対処できるようになるでしょう。完全制圧は無理だとしても、ワクチンや治療薬等の研究も進み、新しい生活様式も板に付けば、そこそこ折り合いを付けながら経済活動も行えることと思います。
それに、縮小版とは言え東京オリンピックも開催されます。費用対効果の程は別としても、人もお金も動く以上、景気はある程度上向くでしょう。
しかし弊社のような工場設備機器のメーカーは、だいたい一年遅れで景気の変動をくらいます。
今年、仕事量があまり変わらないと言っていましたが、それは既に去年の利益を元に、設備投資への予算が付いているからです。
コロナの影響で予定通りに進まないことはありましたが、既に予算が付き、プロジェクトが動き始めている以上、急に「やっぱり無し!」とはいきません。
(プロジェクトが始まる前段階で取り消されたものはあるかもしれません)
しかし今年のコロナ不況により、各社手痛い打撃を受けました。赤字にまで陥った企業も多いことでしょう。人員整理まで行っている最中に、設備更新への予算など付くわけがありません。
世間に人の動きが戻り、少しずつモノが流れ始めても、その影で各社は昨年の傷を癒そうと必死なわけです。
そして弊社のような業種は、その影響をモロに被るわけです。
先代社長はそのことに気が付かず、「ウチの業界は不況の影響を受けない」等と豪語して、翌年赤字に陥りました。
来年の弊社は耐え忍ぶ年になります。
それだけでも昇給やボーナスへの影響が懸念されますが、そのことに気づかず、少し浮足立つ世間に釣られて変なキャンペーンを大々的にやってしまうと、経費だけかかって売上が散々という、更に赤字を膨らませることになるかもしれません。
けど現社長、妙に脳天気だから、やらかしてしまいそうな気がしてなりません。。。
まあ個人的には…
・来年夏の賞与時期に過去最大級の赤字が発覚。
・慌てた社長が急遽「早期退職者制度」を発足させ、40代以上の社員を対象に、退職金を3倍出すと言い出す。
・私、それに乗っかり3倍の退職金を受け取って退職。おまけに会社都合なので直ぐに失業手当も貰えて万々歳。
なんて出来たら良いなーと、妄想しております(多分ダメでしょうが)
3倍の退職金ったって、たかだか600万円ちょっと増えるだけです。
私は一応年収500万円に乗るか乗らないかくらいの線上にいますから、それだけ払ったって元を取るのに2年かからないでしょう。
私は半年ほど早く目標額を越えて退職でき、会社も人員整理ができ、お互いWin-Winじゃないですか。
なんか書いてるとちょっと楽しくなってきたんですが。本当にこんな感じで行かないかなぁ。