買えるものが無くなるかもしれない

先程Twitterを見ていて「給湯器が壊れたので買い換えようと思って業者に相談したら『半導体不足の影響で在庫がない』と言われた」という話題がタイムラインに上がっていました。

『ホームセンターにはいくらでも並んでいる』と茶化すようなコメントもありましたが、夏以降、物品の入荷遅れや販売停止に苦しめられている身としては、「遂に給湯器まで来たか」としか思えません。

 

工業用製品が品不足というのは以前記事にしたとおりです。

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その後、エアコンや自動車が半導体不足で減産しているというニュースが出たこともあり、一般消費者にも影響が出始めていることが徐々にですが明らかになってきました。

 

原因については色々言われていますが、中国が次々に古い石炭火力発電所を止めた影響で、半導体ウエハーの生産工場が休業や、相当量の減産を強いられているということも最近聞きました。

原因は一つではないのでしょうが、こうなると一朝一夕に回復しないどころか、この先数年はずっとこんな事態が続くのではという気がしてきます。

 

ところでこれほどの半導体不足、樹脂不足にも関わらず、スマホ等の生産量は何故影響を受けないのか、気になります。

CPUを始め、メモリ、ストレージ、etc…何から何まで半導体の塊なのに。

工業用のプログラマブル・コントローラや電圧調整機などは、日本国内に在庫がないんじゃないかと言うほど逼迫しているにも関わらず。です。

 

個人的なシロート考えでは、数がバカスカ出るスマホなどは利幅が大きいので、優先的に卸してもらえてるのではないかと考えてます。

工業製品なんて、卸先もしれている上に、一度設置すれば10年くらいは平気で動きます。

けどスマホは、今や一人一台以上持っているでしょうし、物持ちの良い人でも4〜5年もすれば買い換えるでしょう。早い人なら毎年のように買い換える人もいるはず。おまけに落として壊してしまうなどのことも考えれば、世の中に相当な数のスマホが溢れています。

出荷台数の見込めない工業製品に回すくらいなら、スマホやパソコンに回したほうが良いと考えられても不思議はないかと。

 

しかしそのスマホも、半導体不足の影響が出始めたという記事も出ました。

どうしてもこれが欲しいというスマホがあるなら、早めに買ったほうが良いのかもしれません…