そりゃ0円は無理でしょ
MVNO大手のIIJmioが、本人確認や商品発送などの手続きに遅れが生じていると報道されています。
原因について、IIJmio側はハッキリとしたことを言っていませんが、どうやら社内でトラブルが起きたとか、そういうったことでは無さそうです。
「お察しいただければ」とは、なかなか聞いたことのない対応です・・・
私はIIJmioを長年使用しています。
昔に比べて通信速度が落ちたとはよく言われますが、手続きやSIMの発送等で著しく待たされたことは一度もなく、そのため非常に信頼できる会社だと思っていました。
今回、よほどのことがあったのでしょうねえ…
その「よほどのこと」についてですが。
…たぶん皆さんご存知のことと思いますが、楽天モバイルが0円プランの廃止を発表しました。
それが影響しているのではないかと、ネットではまことしやかに囁かれていますね(IIJmio側は全く触れていません)
勿論IIJmioに0円プランはありませんが、同社ギガプランのeSIM最低料金と、auが提供するpovoの通話のみのプランを合わせるとかなり安く月額利用料を抑えられるらしいです。
そのためにIIJmioとpovoに転出が殺到しているのだとか。
(povoについては、私は調べていませんので、間違いがあったらすみません)
それにしても…
楽天も新規顧客を獲得するために客寄せパンダが必要だったのかもしれませんが、0円プランなんか出してきたら、本当に0円で使い続ける層が少なからず存在することに気が付かなかったんでしょうか。
昔、0 SIM(ゼロシム)なんてサービスがありましたよね。あれもすぐに終わりましたよね。
まさか楽天の幹部はそれを知らなかったんでしょうか。それとも「うちの顧客はちゃんとカネを使ってくれる」と考えてたんでしょうか。
0円で提供している以上、顧客がそのルールに沿った上でカネを払わないのは何の問題もありません。
それで「ずっと使われても困る」と言われてもね。だったら最初からそんなプランを出さないか、0円で使える期間を区切っておけばよかったのに。
しかも代替プランの最低料金がそれほど安くないため、ユーザーから見たらかなり印象が悪いのではと勘ぐってしまいます。
私のように「サービス内容に比べて安い」ではなく、「絶対的に安い」が必要なユーザーもいるのですから。
個人的には楽天は(というか、あの社長が?)あまり好きではないので、どうなろうと知ったことではないですが、もうちょっと穏便に、転出者を出来るだけ出さずに0円プランを終了させる方法はなかったものか…と思いました。