田舎の常識は、その地域以外では通用しない

カシスの収穫を無料で手伝ってもらえるサポーターを募集したところ、思わぬ批判に晒され、撤回したというニュースです。

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今回の件、当の団体は謝罪の上撤回されているので、そのことについて何かを言うつもりはありませんが、正直なところ、これが良くも悪くも田舎の思考だなと言う気がします。

以前、地方移住者が上から目線でモノを言うので嫌われるという記事について「田舎も変わっていかないと移住者も集まらなくなる」と書きましたが、その典型的な一例だと思います。

 

自分に言い聞かせる意味もありますが、齢を取ってくるとどうしても考え方に柔軟性が無くなり、頑なになります。

脳機能的なことも影響あるかもしれませんが、過去の成功体験が積み重なることで「今までこれで良かったんだから問題ない」と信じ込んでしまうこともあるように思います。

 

けど問題ないどころか、現に今、過疎化等で問題が出てきてるわけなんですから、本当は何から何まで変えていかないといけない筈。

けど多分「それとこれは別問題」と考えてしまい、本気で何故若者が出ていくのか、何故若者が戻ってこないのかを、誰も真剣に捉えないんでしょう。

(別に、今回の無償サポートの応募が「若者が出ていく原因」と言っているつもりはありません)

 

田舎から出たことがない人は気が付かないのでしょうが、田舎ではその地方でしか通用しない、ケッタイな仕来りや常識が蔓延っています。

それを「ケッタイ」と認識できていればまだマシなのですが、そうでない人も結構います。

そういうモノが薄れて、原住民と移住民で価値観が共有できるようになればなぁと思いますが、その前に消える集落のほうが多い気がします。