おち房の愛車遍歴 その1
「愛車」というほど夢中になった車もないし、「遍歴」というほど乗り換え続けてもいませんが、ちょっと過去を振り返ってみます。
如何に車に金をかけてきたかを振り返ってみることも、先を見据えるためには重要でしょう。
最初に買った()車はスズキのワゴンR でした。初代ワゴンRが発売された時のことです。入社2年目くらいだったでしょうか。
()付きなのは、実は自分のお金で買ったわけではないからです。当時学生だった妹が就職した暁には「車を譲る」という前提で、親に買ってもらったのです。
…どっちが買ってもらったかよく分からない話しですが。
それになぜこんな約束になったのか・・・?????
いくら考えても思い出せません。
というわけで確か2~3年位で約束通り妹に譲り、私は晴れて2台目の車を、自分のお金で買いました。
それが三菱のパジェロio。
これも当時初代モデルが発売されたばかりだったと思います。価格ははっきり覚えていませんが、250万くらいはしたかと。
三菱自慢の1.8L GDIエンジンを搭載し、高性能と高燃費を高次元で実現するという触れ込みでした。
実際はかなり煤が出るエンジンでして、圧縮比も高いためエンジンの作動音も大きく、ガソリン車なのにディーゼル車と間違えられる有様でした。
しかも発売後数年が経ってから「100%化学合成オイルを使わないとエンジン内にカーボンが溜まる」ということが発覚し、色々問題になった車種でもありました。
とは言うものの、パジェロ譲りの面構え、扱いやすいサイズ、タフな四駆システムなどがとても気に入っていました。
そしてこの時から私のヨンク好き人生がスタートを切ったのです。
この車であちこちによく走りに行きました。
海岸線の国道も、林道と見まごうような山道も、高速道路に乗って隣県を通り越して更にその先までも。
思えば人生で一番金遣いが粗いであろう20代半ばからの9年間を、ずっとこの1台に乗り続けたのですから、よっぽど気に入っていたのでしょうね。
「月まで行く(38万km走る)んだ」と意気込んでいましたが、実際には15万kmくらいで乗り換えてしまいました。
乗り換えた最大の理由は、当時頻繁に親戚宅や病院などに送り迎えしていた祖母の足腰がいよいよ弱まり、車高の高い車に乗り込むのが難しくなってきたためでした。
長くなったので(その2)に続きます。