老いる

私が勤めている会社は、私が入社した頃は若い社員が多くいました。

今の社長が1代で築いた会社なので、社としても比較的若かったわけです。

それから25年。毎年のように新入社員を採用していますが、やはり社員の平均年齢は高齢化の一途を辿っています。

 

新卒ばかりでなく、中途採用も多く採っているからでしょう。その事自体が悪いとは思いませんが、結果として若い者が出世の道を閉ざされ、閉塞感が漂っているように思います。

あまりこういったネガティブな話をすることはありませんが、「面白くない」と思っている者も私だけでなく、少なからずいることでしょう。

同年代で、家の都合があるので数年以内には退職すると、既に宣言しているものもいました。

もう私が心配する必要はないのですが、この先5年、10年で一体どうなってしまうのかと思います。

 

しかし会社の業績は悪くないようで、毎年のように新しい建屋を増築しています。

ただ笑ってしまうのが、どこに何を建てても「会議室」と「ショールーム」だけは新しく作ること。どれだけ会議好きなんですか。どれだけ人に見せびらかしたいんですか。

社長にとって今の会社は「人に自慢するモノ」でしかないんですかね。

そして使われなくなった「旧ショールーム」は何にしようとしても使い勝手が悪く、無駄に場所だけを食い続けます。

会議室がなんだかんだで使われ続けているのが逆に怖いですね…

 

以前は在りものの古い建屋を買い取って工場や事務所にしていたので、耐震性などで問題があるのは事実なのです。

なので新社屋を建てるなと言う気はないですが、「あの部署をここに移したいからこういう部屋が必要」という視点で作ってほしいですね。

適当に部屋を作って、ショールームと会議室を先に割り当てて、残りをさぁ使えは無いですわ・・・