花粉症の治療法が変わるかも?

読売新聞オンラインにて、次のようなニュースが発表されました。

鼻の中から鉛を除去することで、花粉症の症状を緩和できるかも?という内容です。

スギ花粉症悪化の原因は大気中の鉛?…鼻から除去で緩和の可能性 : 科学・IT : ニュース : 読売新聞オンライン

花粉症に苦しんでいる私としては、とても興味深い内容です。

 

福井大学名古屋大学の研究グループが発表した内容によると、花粉症患者の鼻水にはそうでない人よりも40%以上も高い濃度の鉛が含まれていたそうです。

動物実験における結果も、単純にスギ花粉だけに曝露させた群と比べ、鉛を含む花粉に曝露させた群は優位に症状が悪化したとのこと。

このため、鉛を吸い込まないようにさせれば症状を緩和させられるのではないかと考えられるそうです。

 

花粉以外の何らかの重金属などが絡んでいる可能性は噂レベルでは指摘されていましたが、ようやくその正体が判明したということのようです。

ただ記事中で気になることがあって、「鼻炎のマウスは1日後も鼻の中に鉛が残っていたが、鼻炎でないマウスは鉛が鼻汁で洗い流されてなくなっていた」という部分。

鼻炎患者のほうが圧倒的に鼻水を出していると思うのですが、それでどうして排出されないのでしょうか。

 

私個人の感想で言うと、スギ花粉が非常に多い季節はシャバシャバの水のような鼻水が、どうやっても止められないほど大量に出ます(ちなみにヒノキ花粉の季節は、鼻をかんでも出ないような粘っこい鼻水になります)

 これでも洗い流せないものなのでしょうか?

一体花粉症でない人は、どうやって鉛を排出、あるいは分解しているのでしょうか。

 

どちらかというと、ここに花粉症を発症する人と、しない人の差があるように思えます。