バイクと私 終わりに
一応このシリーズ(?)は一旦終わろうかと思います。
実は、当初自分が思っていたより遥かに長々と書いてしまいました。
最初は「バイクって楽しいのかな」と思っている人の背中を少し押すことが出来たらと思って書いていましたが、段々と話がそれ、筆が滑り、バイクで苦労したこと、楽しかったこと等の日記になってしまいました。
「苦労」と書きましたが、所詮趣味のレベルの話ですので、それ程ストレスを感じていたわけではありませんでした。
ただ、主に自分の知識や腕前の問題で、古いバイクを維持し続ける自信が無くなったため、結果として手放すこととなってしまいました。
今はどうなったか分かりませんが、買い取っていたのは旧車好きの方だったと聞いています。きっと上手にレストアされて、私の手元にあったときよりも元気に走り回っていることでしょう。
新しいバイクを買っても古いバイクを手元に残し、ずっとレストアし続けることも考えたのですが、単純に置く場所の問題で、それを選ぶことが出来ませんでした。
気分によって、今日は新しいバイクでツーリング、今日は古いバイクを一日レストア。というのは、理想的な生活ではあったのですが…
今のバイク(クロスカブ110)は手間のかからない、いいバイクです。ただ、どんなバイクであっても日常メンテは必要です。
小排気量ゆえ高回転を多用するという事情もあって、車のように半年ごとにディーラー任せで…という訳にもいきません。
私が購入した時、店主に「1,000km毎にオイル交換」と言われました。
まあその店主は「ホンダのエンジンはレブリミットギリギリまで回すのが一番良い」と言っている人なので、もう少し抑え気味に走るならそこまで頻繁に交換しなくてもいいと思いますが(笑)
何にせよ、オイル交換は割りかし頻繁に行なう必要があります。
エンジンと後輪を繋ぐチェーンにも付着したゴミを落としたり、油を指したり、伸びたら締めなおしたりしなければなりません(スクーターなら必要ありませんが)。
他にも長期間、長距離乗り続けるなら交換しなければならない消耗品というのは、意外に多くあります。
要するに、全部バイク屋任せにしているとお金がかかってしまうということです。
意外と手間もお金がかかる。夏は照れば暑い。冬は寒い。雨が降れば濡れる。
軽自動車が新車でも80万円で買える時代に、敢えてバイクに乗る理由なんてあるのでしょうか?
それは乗ってみないと分かりません。
口でいくら説明したところで、それを上回るデメリットはどうしても消せないからです。
とある漫画から一文を引用します。
「バイクに乗らない理由ならいくらでもある。だからこそ乗る理由が一つでもあるなら乗るべきなんだ」
バイク乗る理由。
それは「乗ってみたい」それだけで充分だと思います。
けどバイクは怖い?免許が取れるかどうかも分からない?もう年だし?
大丈夫です。教習所は免許を取るために必要な知識や実技を学ぶためのところです。何も知らないからといって、怯える必要はありません。
現に、5年前まで50ccのスクーターにも乗ったことのなかった、40歳を過ぎた私ですら普通自動二輪免許を取得して、バイクにまたがっています。
まあ、覚える(バイクが身体に馴染む)まで時間がかかりましたが…
晴れた日のロングツーリングはとっても楽しいですよ。
あとがきのつもりだったのに、こんなところまで長くなってしまいました。
では皆さん、交通安全には気をつけて。