それでも悩みは尽きない
まだ公になったわけではないですが、私の進路は年明けの退職に向けて、もう引き返すことの出来ない線路につながっています。
「引き返すことが出来ない」となると不思議なもので、本当にこれでよかったのか。本当に仕事は嫌なことばかりだったのか。楽しいこともなかったか。本当に未練はないのか。後悔に近いような感情が色々湧いてきます。
せっかく後輩も出来たのに、これから少しずつでも職場環境が良くなっていくかもしれないのに、少しずつとは言え給料も上がっていくだろうに、クソが付くほど嫌いなブチョーだって、あと数年もすれば退職するだろうに、ちょっと我慢が足りなかったんじゃないか。。。
ただそう言いながらも、もし早期退職など言い出さず60歳の定年退職まで仕事をした場合、あと4,300日以上も続けなければならないと考えると、ちょっと気が遠くなってしまいます。
更に、もし定年が65歳まで伸びたらそこから更に1,800日以上。
それだけの期間、今の仕事を続ける自信が、今の自分にはないです。
端っこに引っかかってる程度とは言え、一応はIT業界の一端のような仕事をしている身。
仕事をこなす傍ら、日進月歩の技術進歩に置いていかれないように勉強を続けるのは並大抵のことではありません。
それに先程挙げた後悔のこと。
これから少しずつでも職場環境が良くなっていく「かもしれない」
少しずつとは言え給料も上がっていく「だろう」
クソが付くほど嫌いなブチョーだって、あと数年もすれば退職する「だろう」
全部不確定事項です。そりゃまあ未来のことだから当然ですが。
職場環境が良くなっていく保証なんて何一つ無いし、すでに役職を減らすという新しい人事制度が発表されています。別に出世したいわけではないですが、今のままでは何年続けたって、雀の涙程度しか給料は変わりません。
ブチョーが退職したところで、更に嫌なやつが上司にこないとも限らないですしね。というか多分今のところ次期ブチョーに一番近いのはカチョーなんでしょうが、まるで現ブチョーの劣化コピーのような奴ですから、環境が良くなる未来が見えないです。
まあこういう事を書き連ねても「無理やり自分を納得させるために言ってるんじゃないのか」とも思ってしまいます。
良くも悪くも、どうしようか悩んでいる頃が一番気楽で、行き先が決まってしまうと、採らなかったもう一つの進路が燦然と輝いて見える。
考えて、悩んで、納得して、自分で選んだ道なのに、それでもまた悩む。
「隣の芝は青い」とはよく言ったものです。