年末から続く仁義なき戦い
昨年、暮れも押し迫った日の夜のことでした。あの頃はクリスマス寒波が一段落したころだったでしょうか。
もう寝ようと思って部屋の明かりを消し、布団に入ったところ、天井裏から何やら怪しげな物音が…
天板を軽く叩くような音。続いて引っかき掻き毟るような音まで。しばらくしていると天井だけでなく、壁の中からも聞こえてくるような…
まさか・・・そんなまさか・・・
そうです、ネズミが天井裏に入り込んだようなのです。
嘘だろう。来年(2023年のこと)はうさぎ年だってのに。
ネズミに入られたのは初めてではありません。田舎ですし、すぐ隣は耕作放棄地のような草むら。
道を歩いているだけでも草むらの中に小動物の気配はいつも感じられます。
ただ、以前にも同じ被害があった時に、当時存命中だった父が縁の下の通風口に金網を被せており、それ以降はほぼネズミの気配を感じませんでした。
あれから何年経ったか…父が取り付けた金網が傷んできたんでしょうか。それとも別の入口が何処かに?
翌日早速金網をチェックしましたが、食い破られた様子はありません。
ただ、明らかに何かが無理やり通り抜けようとした痕跡(網が凹んだり、隙間が押し広げられたような跡)があります。
寒い中それらを修復して様子を見ましたが、その日の夜もまたしても物音が…
翌日さらに細かくチェックすると、金網の止め方が不十分で、端が簡単にめくれるようになっているところがありました。
それらを頑丈に修復し、更にネズミの足跡などが残ってないか細かくチェック。
雨樋を伝ってベランダに上がってくることもあると聞いたので、その周りもチェック。
しかしそれらしい痕跡は見つけられませんでした。
そこまでしたけど、それでも天井裏の物音は止まりません。
段々と、風などによる単なる物音まで気になってきて、とても安眠どころではなくなってきました。
業を煮やし、正月明けに猫を買っている知人を訪ね、猫の排泄物の臭いが染み込んだ猫砂とトイレシートを分けてもらってきました。
猫砂を縁の下や、ネズミが通りそうな排水溝(雨水しか流れない)に撒き、トイレシートを細かくカットして網の袋に入れ、天井裏に投げ込んでみました。
どうでも良い話ですが、トイレシート、本当に臭かったです。
これでどうだ!これでも出てこれるかねずみ共!お前らの天敵の猫(臭いだけだけど)がいるんだぞここには!
そしてその日の夜、またしても天井裏から物音が・・・ガックリしたのですが、臭いにビックリしたのか、物音はその一瞬だけで、すぐに静かになりました。
ちょっとノイローゼ気味になっていたので、物音がしなくてもそれはそれで気になって眠れなかったのですが、どうやら朝まで静かなままでした。
勝った!圧倒的勝利!
ただトイレシートを投げ込んだ際、天井裏には無数の小動物の糞が散らばっているのを見かけました。
今回のネズミだけの仕業ではないでしょうが、これはこれで掃除しておかないと、また寄ってくるかもしれないな。
と思っていたのが数日前。
もう大丈夫だと思っていたのに・・・いたのに…
以前ほど活発ではありませんが、どうやらまだ「いる」のです。気配が・・・いや、物音がするのです。
猫の臭い源を避けるように、遠巻きに、しかしはっきりと気配を感じられる程度に物音がします。
嘘だろ。いい加減出ていけよ。
猫の気配に怯えながら居続けなくてもいいだろ…
ネズミに居座られると、物音や糞害だけでなく、どこかのケーブルや柱を噛み切られる恐れもあります。
共存共栄は不可能です。
穏便に出ていってくれるならそれで良かったのですが、出ていかないならそれなりの手段を講じるしか、こちらも手がありません。
ということで昨日、ネズミホイホイを買ってきました。
ゴキブリホイホイの巨大版。粘着シートでネズミを動けなくして捕獲する(というか、駆除する)ものです。
これを天井裏の、糞が散らばっていたあたりに設置しました。
一応、誘引効果のある臭いも発するらしく、単に通りすがるところに置かなくても捕獲できるとの謳い文句でしたが…果たしてこれで解決するのかどうか。
昨夜は物音一つしない静かな夜でしたが、それは私が天井裏を開けて見慣れないものを設置し、あまつさえ掃除機で天井付近を掃除したために警戒しているだけかもしれません。
戦いはこれからでしょう。
まあネズミが自主的に出ていってくれるのなら、別にホイホイにかかっていなくても良いのですが。